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2010年05月12日

AED未設置 小中2割 沖縄県教育庁集計

市町村 購入も維持費悩む

AED未設置 小中2割 沖縄県教育庁集計
那覇市の真嘉比小学校では玄関脇の目立つ場所にAEDが設置されている。同市は昨年、全小中学校に導入を終えた


心停止した人の心臓に電気ショックを与えて救命する自動体外式除細動器(AED)が県内の小中学校の約2割で未導入であることが9日までに、県教育庁のまとめでわかった。
文部科学省が設置を促しているが、自治体によっては1台も導入していないなど対応に差が出ており、学校関係者からは
「命にかかわるので早く設置してほしい」
との声が相次いでいる。
一方で各自治体は機器の購入費だけでなく、維持費用の捻出(ねんしゅつ)に頭を悩ませている。

 
県教育庁によると、3月末までにAEDを設置した市町村立小学校は全276校の81・2%(224校)で、中学校は154校のうち80・5%(124校)。
未設置の小中学校は石垣市や竹富町など4市2町5村に82校残っている。


 
同庁保健体育課は
「クラブ活動や体育の授業があり、もしものときの安全管理としてAEDは必要。1台30万円ほどかかるが、市町村の予算だけでなく、PTAや企業からの寄贈があり3、4年前から導入が進んでいる」
と説明した。

 
ただ、機器を購入した後も、胸などに電極をはり付けるパッド(約1万円)は1年半ごとに買い替えが必要で、耐久年数5年ほどの電池(約7万円)も交換しなくてはならない。
導入した自治体でも維持費の確保が不可欠だ。

 
未設置が22校ある石垣市教育委員会は
「消防署から遠く、生徒数の多い学校から順に導入しているが、学校数が多く、メンテナンスもある。財政的に1年で2校が精いっぱい」
と必要性を感じながら整備できない現状を説明する。

 
竹富町は17校が未設置だが、学校周辺の病院や公民館、区長の自宅などに置き
「曜日や時間にかかわらず町民みなが使えるように工夫している」
(同町教委)と地域との連携を強調した。

 
南城市でも12校待ちの状態。
市内にある小学校の関係者は
「命にかかわることなのに、市からの配布がないとどうしようもない」
と早急な対応を求めた。

 
一方、県立高校60校と特別支援学校16校は県PTA連絡会からの寄贈があり、全校で導入済みだった。



(2010年5月10日 沖縄タイムス)


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