2007年02月01日

教育心理頻出用語

○自己中心的な思考からくる幼児の世界観の1つであり、生命のない事物や事象にも生命や意識があるとする考え方。
アニミズム


○クライアント(来談者)に対して、カウンセラーが相談・協議して指導や助言を与えること。
カウンセリング


○抑圧された感情や欲求を発散させ、心の緊張を解消し安定を回復する。
カタルシス


○2つ以上の欲求が同時に存在し、いずれを選択するか迷う状態をいう。
葛藤(コンフリクト)


○学習者自身が自分の反応や行動の結果を正否の基準に合わせて知ることで学習の促進を得ること。
KR情報


○孵化直後のひな鳥に動き回る物を見せると、親鳥であるかのように追いかけ、他のものは見向きもしなくなる現象。刷り込み。ローレンツによる。
刻印づけ(インプリンティング)


○自分が連続性と類似性をもった存在であるということを経験し、それに応じた行為をなしうること。エリクソンによる。
自我同一性(アイデンティティー)


○生得的な反射を手がかりとして、今までになかった反射がつくられる。
条件反射


○ホリングワースの言葉で、青年期において自我の発達に伴い、親から精神的に独立すること。
心理的離乳


○自律神経系に異変を起こさせるような生理的・精神的緊張負荷状態をいう。
ストレス


○生活体に行動を起こさせ、その行動を一定の目標に方向づける過程のこと。
動機づけ(モチベーション)


○児童中期から後期にかけて仲間意識が急速に発達し、大人の干渉を逃れて自分たちだけの自由な集団を形成する時期のこと。
徒党時代(ギャングエイジ)


○先入観で見ると正しく実態をとらえられない。
ハロー(光背)効果


○心理的存在としての人そのもの、すなわち個人の心理的機能の総合的全体像を意味する概念。
パーソナリティー


○ある人にとって、重要な意味を持つ他者がひそかに抱く期待によって、その人間の能力に変化が生じる現象。
ピグマリオン効果


○練習の初期には進歩がみられ、途中で停滞すること。高原現象ともいう。
プラトー現象


○子どもが家庭を離れて施設などで育てられる場合に生ずる発達遅滞現象などのさまざまな特徴をさす。
ホスピタリズム


○特定の同一性を選択し、社会的に成長するために、社会からの義務や役割を猶予されている期間。
モラトリアム


○何らかの原因によって目標達成ができず、欲求の充足が不可能な状況にあるために、正常なはけ口のない強い緊張状態にあること。
欲求不満(フラストレーション)


○面接者と被面接者とのあいだにおだやかな親和関係が生じ、共感や相互理解がある状態。教師と生徒についても必要。
ラポール(ラポート)


○自我衝動に対立する性衝動のこと。性的エネルギーと同義であるといえる。
リビドー


○ある行動の習得に必要な条件が用意されている状態のことで、学習の準備性ともいう。
レディネス


○学習の成績が学習直後よりもむしろ一定時間後において高くなる現象をいう。
レミニッセンス


○生活年齢(CA)に対する精神年齢(MA)の対比値であり、知能が年齢に対してどの程度発達しているかを判断する目安となる。
IQ=MA/CA×100
知能指数(IQ)


○知能指数は平均以上でも、計算や書き取りなど特定の学習行為がうまくできない、といった障害。原因としては、脳に部分的な疾患がある可能性も指摘されている。
学習障害(LD)


○注意散漫で落ち着きがなく、絶えず動いていて、生活に適応できない障害。
注意欠損・多動性障害(ADHD)


○災害などで、肉親や友人、家や家族を失ったりして、強いショックを受け、その後に起こる不安、抑うつ、睡眠障害などを特徴とする適応障害。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)


○アルコール依存症の親など、機能不全の家庭で育った子どもたちが成人してからも、未発達な自我を抱え、孤立感や不信感、抑うつや無気力などといった特徴を示すことをいう。
アダルト・チルドレン


○情緒障害や行動異常に対して、行動主義心理学を応用して治療していくもの。治療につながる行動がわずかでもみられたら、賞罰によってその行動を強化していくという方法。
行動療法


○対人関係の歪みを自我の不適応によるコミュニケーション障害ととらえ、カウンセリングによって解決を図ろうとするもの。エゴグラムによって自我の状態が診断される。
交流分析


○身体を動かして作業に取り組むことによって、心身を癒し社会復帰を図る療法。森田療法の一環。動物の世話をしたり、草花を育てたり、さまざまな作業がある。
作業療法  

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2007年02月01日

図とともに出題されることの多い教育心理

・愛情の起源は接触の安心感=ハーロウ(Harlow)

・自立的躾と達成動機=ウィンターボトム

・記憶の把持曲線=エビングハウス

・身体の各部分の変化の割合=スキャモン

・母親の養育態度と子の性格=サイモンズ

・未分化的全体段階・孤立期=フレッシュマン

・条件反射・古典的条件付け=パブロフ

・自発的行動の条件付け=スキナー

・試行錯誤説=ソーンダイク  

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2007年02月01日

レヴィンによるコンフリクト(葛藤)

○接近-接近型

【内容】
2つ又は2つ以上の要求の対象が、同時に同じ強さの正の誘意性(魅力)をもって生活体にせまる。

【例示】
*2つの学校から、是非教員に採用したいと同時に懇願され、進路決定に迷っている場合



○接近-回避型

【内容】
同一の要求の対象が、正(魅力)と負(嫌悪)の両面を持った場合、又は、負の面を通過しないと正へ到達できない場合もこれである。

【例示】
*良薬は口に苦し
*手術は不安だが受けなければ健康な体は取り戻せない
*受験勉強は嫌だが合格はしたい



○回避-回避型

【内容】
2つ又は2つ以上の要求の対象が、ともに負(嫌悪)の誘意性を持ち、そのいずれも回避したいが、回避できない場合。

【例示】
*生きたくもなければ、死にたくもない
*登校したくもないし、帰宅したくもない  

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2007年01月30日

心理検査

TAT
絵画統覚テストともいう。
漠然とした場面の絵画を見せ、被験者に空想的物語をつくらせ、語られた主題内容を分析して被験者の人格や行動特徴を理解しようとするもの。


ゾンディ・テスト
精神障害者の写真を見せて、好き嫌いな顔を選ばせ、隠された衝動や葛藤を分析する。


ロールシャッハ・テスト
インクプロットテストともいう。
左右対称のインクのしみのカードを10枚提示して、被験者にそれぞれ何に見えるかを診断させ、知的水準、葛藤、性格特性などをみる。


P-Fスタディ
欲求不満を引き起こさせるような2人の人物が描かれている漫画風の絵カードを用いて、欲求不満に対する反応を分析して診断させる。


SCT
文章完成法ともいう。
被験者に不完全な文章を提示し、それを自由に補足させて全文を完成させ、潜在する歪みをみる。


Y-Gテスト
120の質問項目に答えさせ、神経質・劣等感・活動性など12の性格特性を表示する。


MMPI
550の質問項目により、心気症・抑うつ・ヒステリーなど10の臨床尺度で表示する。


向性検査
リビドーを内向性と外向性に分けるため、質問紙法で検査する。


内田・クレペリン検査
一定時間、連続的な加算作業を課し、作業経過と結果から性格・適性を診断する。


ビネー・シモン検査
問題の難易度を客観的に決定し、各年齢級の問題を一定にし、知能の発達率を示す検査。


WISC
言語性IQと動作性IQ、さらに12の下位検査の結果より、知能検査を行う。


ソシオメトリック・テスト
集団内における受容と拒否の範囲を測定し、集団内における個人の位置や集団の構造的発展状況から人間関係を測定する。


ゲス・フー・テスト
個々人の相互評価により、集団内の個人の相対的位置関係を知る。


評定尺度法
あらかじめ特定の人格特性について一定の尺度を作っておき、観察の結果、その尺度上のどの位置にあるかを測定する。


スタンフォード・ビネー式知能検査
ビネー・シモン式知能検査を改訂したもの。
この検査によって初めて知能指数による表示がなされた。


CAT
TATの子ども版。


バウム・テスト
描画法のうち樹木を描かせる方法。
コッホが投影法の一方法とした。
彼によれば、樹木は内なるものを外に出す法則を有し、内面と外面、深層と表層の混合だという。
また描画することで受動的な投影を能動的な形成に変えることができるとした。  

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2007年01月30日

心理検査の分類

○質問紙法:
ある問題について、十分な質問を書いた質問紙を配り、自分の行動・性格を自己診断させ、その回答を分析して個人の性格を知る方法。


○投影法:
はっきりしない形のものを見せて、被験者の解釈を分析して、その人間の性格や精神の状態を明らかにする方法。


○作業検査法:
言語を用いないで、単純な作業をやらせて、適性や技能を調べる方法。  

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2007年01月30日

適応機制(防衛・逃避・攻撃)のいろいろ

(1)防衛機制

合理化
自覚されない自己の矛盾や不満を自我を傷つけないような受容しやすい説明によって正当化する。

抑圧(抑制)
罪の意識が不安を呼び起こすような衝動・経験・感情などを意識化しないように無意識のうちに抑えてしまう。

同一視
摂取ともいう。
他人の一部または全部を自己のものとして取り込み、自己と同一視し同化しようとする。

投射(投影)
自己の欠点や不愉快なことに目をつぶるため、それを他人へ転嫁・帰属させる。

転換
情動の抗争などの内的障害から逃避する働きであり、各種の疾病を用いる(疾病逃避)が1つの典型である。

反動形成
それを自覚すると自我が傷つくような衝動が抑圧され、その代理としてそれと正反対の態度や行動が表出される。

代償(置換)
情動(正・負)を本来の対象や目標へ向けずに別の目標に向ける。

補償
自己の欠陥や劣性による劣等感を解消するための積極的及び消極的な努力によってなされる行動や意識の働き方をいう。



(2)逃避機制

退行
現在の発達段階にふさわしい適応をしないで、より早期の未熟な段階の適応をすることによって安易な解決をはかる。

白昼夢(空想)
白昼夢のようにイメージだけの活動によって満足し、現実から逃避する。

解離(分離)
一群の心理的な過程が意識から分離して独立的ないし自動的に働くことにより、自我の責任・苦痛・努力が回避される。



(3)攻撃機制

攻撃
欲求阻止の本質的解決ではないが、攻撃をしたり破壊的行動をすることで、阻止するものや脅威を与えるものに対しての緊張緩和を試みる。
  

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2007年01月30日

適応と行動

●基本的欲求
 ○適応
 ○基本的欲求
  ①生理的欲求
  ②人格的欲求
   a)社会的欲求
   b)自我的欲求


●自己実現の欲求
(所与の条件下で自己を最大限に生かして、新しい世界を創造すること)
 ○マスロウ(アメリカ)の欲求6段階序列…『力動的動機論』(1943年)
  ①生理的欲求
  ②安全の欲求
  ③所属の欲求
  ④愛情の欲求
  ⑤自尊の欲求
  ⑥自己実現の欲求


●欲求不満耐性
 ○フラストレーション(欲求不満)の状況下で示す3つの行動タイプ
  ①攻撃的行動
  ②退行的行動
  ③異常行動の固着

 ○フラストレーション・トレランス(欲求不満耐性)…欲求不満に耐えられる個人の能力をいう。


●葛藤(コンフリクト)
 ○レヴィン…葛藤の3基本系
  ①接近-接近型
  ②接近-回避型
  ③回避-回避型

 ○アンビバレンス(両面感情)…愛と憎しみなど

 ○コンプレクス(複合体)


●適応機制
 ①防衛機制…抑圧、反動形成、投射、同一視、補償、合理化、置き換え、など
 ②逃避機制…逃避、退行、白昼夢、ヒステリー、など
 ③攻撃機制…反抗、乱暴、やつ当たり、など 
  

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2007年01月30日

教授・学習活動との直接的関連からみた教育評価

ブルームらによる。

診断的評価:
学習・指導を開始するのに先立って、その前提となるレディネスとしての学力を診断。
児童生徒の実態を把握し、それに適応した学習指導法を決定するのに供する。
事前テストなど。


形成的評価:
学習・指導の各段階で、その学習の進度・状態を把握し、児童生徒及び教師にフィードバックし学習の進行に供する。
毎時間中の小テストなど。


総括的評価:
学習・指導のおわりの段階で、例えば、ある学習単元に関する学力の進歩、目標の達成度を把握し、教育課程や学習コース指導計画の改善・検討事項を明らかにすることに供する。
中間テスト、期末テストなど。  

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2007年01月30日

教育測定と教育評価

○教育測定:
知能、学力、性格・行動等教育に関連する心的属性について、客観的資料に基づいて教育を行うことを目的として、教育現象に一定の測定単位をもった尺度を用いて数量的に記述すること。



○教育評価:
教育に関する価値を基準とし、これに照らして児童生徒の知能、学力、性格・行動等や教育計画の望ましさの実情を測定すること。
教育測定結果は、価値としての教育目標に照らして解釈することに重点をおく。
量的である測定結果と、質的である主観的観察のどちらもが重要視される。

相対評価
価値基準(規準)は集団が決定し、個々の児童生徒は、これと比較して、集団内に位置付けられる。
個人の得点を集団構成員の得点と比較し、その相対的位置付けをし、たとえば、5段階評価で、5が7%、4が24%、3が38%、2が24%、1が7%という基準が慣例となっている。

絶対評価
価値基準(規準)は児童生徒の集団ではなく、教師等が評価に先立ち、指導目標に基づいて決定し、カリキュラムや指導目標に照らし、各児童生徒や集団の到達度や成功・失敗を明らかにする。
発達や進歩の様相を明らかにでき、個々の児童生徒の学習への意欲や努力を評価するのに適している。
教師が評価基準を設定するのが至難。

個人内評価
価値基準(規準)は、評価対象である児童生徒等の個人内で決定され、基準(規準)が合理的に設定されれば、本人の長所や短所を明示でき、進歩の状況が把握できる。
各児童生徒の本人の意欲や努力を本人に即してみてやることによって、各自の発達や進歩の状況を明らかにでき、本人独自の生涯にわたる長期展望をもたせるのに適しているといえよう。
他人は他人。
自分は自分。  

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2007年01月30日

教育心理;主な人物2

シェルドン
 内胚葉型、中胚葉型、外胚葉型の体格に、内臓緊張型、身体緊張型、頭脳緊張型の性格を対応させた類型論を展開。


クレッチマー
 肥満型・闘士型、細長型に体系を分類し、精神病の型と関係があることを報告した。


シュプランガー
 個人の生活を、理論、経済、審美、社会、政治、宗教に類型化した。


シュトラッツ
 身体の発達を、伸長期と充実期に分類。


スキャモン
 身体の発達を、リンパ、神経、一般、生殖に類型化した。


ピアジェ
 思考の発達段階を、感覚運動期、前操作期、具体的操作期、形式的操作期に分類した。  

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2007年01月30日

教育心理;主な人物

○ヴォルフ【ドイツ】:
 「心理学」という用語をはじめて用いた。
 能力心理学の祖。


○イタール【フランス】:
 『アヴェロンの野生児』で知られる。


○ヴント【ドイツ】:
 実験的心理学の基礎をはじめて確立。


○ディルタイ【ドイツ】:
 了解を基にして独自の類型学をつくる。


○プライエル【ドイツ】:
 児童心理学の創始者。
 『児童の心』


○ジェームズ【アメリカ】:
 プラグマティズム。
 機能主義の先駆者。


○ホール【アメリカ】:
 アメリカ心理学の創始者。
 質問紙法〔心理学の


○パブロフ【ロシア】:
 条件反射に関する実験的研究。
 古典的条件付け。


○エビングハウス【ドイツ】:
 忘却曲線。


○クレペリン【ドイツ】:
 早発性痴呆の命名者。
 クレペリン検査。


○フロイト【オーストリア】:
 無意識の重要性。
 解釈。


○ビネー【フランス】:
 知能検査の基礎。


○シュテルン【ドイツ】:
 輻輳説。
 人格主義。


○ソーンダイク【アメリカ】:
 問題箱等の設置考案。
 試行錯誤説。


○ユング【スイス】:
 内向、外向の概念。


○ワトソン【アメリカ】:
 行動主義心理学提唱。(刺激-反応の連鎖により行動を説明)


○ゲゼル【アメリカ】:
 『オオカミに育てられた子〔アマラ・カマラ〕』


○ロールシャッハ【スイス】:
 ロールシャッハ検査。


○ケーラー【ドイツ】:
 洞察の概念を提唱。


○レヴィン【ドイツ】:
 場理論の力学観。


○ウェクスラー【アメリカ】:
 WISC、WAIS


○モレノ【ルーマニア】:
 ソシオメトリック・テストを開発。


○マレー【アメリカ】:
 TATを開発。


○ピアジェ【スイス】:
 均衡化説。
 発生的認識説。
 アニミズム。
 自己中心性。


○エリクソン【ドイツ】:
 アイデンティティ〔自我同一性〕。


○ロジャーズ【アメリカ】:
 非指示的カウンセリングの提唱者。


○スキナー【アメリカ】:
 自発的行動の条件付け理論。


○ハーロウ【アメリカ】:
 サルの実験。
 代理母親


○ローレンツ【オーストリア】:
 臨界期。
 刻印付け
 ひなの追従反応。
  

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2007年01月30日

学習に関するいろいろな学説

○連合理論(S-R説):
 パブロフの条件反射説・古典的条件付け理論
 ソーンダイクの試行錯誤説
 ワトソンの行動主義理論。環境説。
 スキナーの自発的行動の条件付け理論。
 ガスリーの刺激反応接近説。


○認知説(S-S説):
 ケーラーの洞察説
 レヴィンの場の理論
 トールマンのサインゲシュタルト説
 コフカの体制化説  

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2007年01月30日

発達に関するいろいろな学説

○生得説:
発達を規定する要因として、個体が母親から生まれてくるときから既に持ち合わせている遺伝的要因が強く作用している。
先天性を重視する。
運命論的な考え方。
カエルの子はカエル。
メダカの兄弟は大きくなってもメダカはメダカ。
ゴールドンの遺伝説。


○経験説:
遺伝説に対立し、発達は、環境からの外部的感化・影響に決定付けられ、遺伝的要因は単に発達の可能性を示すにとどまる。
「氏より育ち」。
ワトソンの環境説。


○輻輳説:
発達は、単純に、遺伝的要因か環境的要因かのいずれか一方のみで展開しているわけではない。
先天的な素質と後天的な環境とが重なり合って発達が展開している、という説。
シュテルンが主張したことで知られる。


○体制化説:
発達は、個体と環境との作用のしあいによって生じる体制の変化である、とする説。
環境的な力と個体内の力は、両者の相互作用の全体として一つの秩序ある体制に統一されていく、という説。
コフカの主張。

  

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2006年10月16日

青年期の特徴:確認&腕試し5

○次の文は何について述べたものか答えよ。

(1)どの集団に所属しているかの意識が明確でない状態で、青年の心理的特徴を表している。

(2)生殖機能など身体面で性的な特徴が充実して大人の水準とほぼ同じになるような生理的変化を総称した用語である。

(3)親子関係や教師-生徒関係、さらには友人関係とは異なり、人生の少し先を行く先輩や塾の先生などとの関係を指すもので、青年にとっては有益な相談相手となっている。  
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2006年10月16日

青年期の特徴:確認&腕試し4

○青年への対応として正しいものには○を、誤っているものには×を付けよ。


(1)社会へのかかわり方や理解度が、未熟な状態であることを明確に指摘して子どもであることを認識させる。

(2)社会規範や慣習を徹底的に教え込む。

(3)親の意図や考えを繰り返し丁寧に話して聞かせる。

(4)建前と本音をうまく使い分けて対応する。

(5)彼らの成長を信じて待っているという姿勢で対応する。  
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2006年10月16日

青年期の特徴:確認&腕試し3

○次の文を読んで、各問いに答えよ。

青年期は従来言われていた範囲よりも年齢的に拡大していることが指摘されている。
たとえば青年初期の場合、男子では( ① )歳くらい、女子では( ② )歳くらいに第二伸長期を迎えて体格面では大人に近づくが、精神面では未熟なままであるためにそのアンバランスが大きく( ③ )と呼ばれるような精神的不安定を招く。
さらに大人社会への反発が( ④ )となって表れる。
青年中期は、自分が望む自分の姿である( ⑤ )と実際の( ⑥ )との差が大きく、そのアンバランスに悩みつつ、将来への展望を見いだしていくことが求められる。
しかし、それが困難になって青年後期になっても定職に就かずに( ⑦ )になったり職に就こうともせず( ⑧ )に陥る場合が増えているのが現状である。
従って、中学生の時期から( ⑨ )を行うなどの工夫がされ始めている。
そして親への依存を脱して安定した( ⑩ )を果たすことが青年としての健全な発達には求められている。


(1)(  )に入る適語を選べ。
 (ア)11~14 (イ)13~16 (ウ)理想自己 (エ)フリーター (オ)ボランティア活動 (カ)第二反抗期 (キ)現実自己 (ク)心理的離乳 (ケ)自己開示 (コ)疾風怒濤 (サ)ニート (シ)第一反抗期 (ス)職場体験

(2)( ③ )、( ⑩ )と関連する人物を選べ。
 (ア)シュプランガー (イ)ホール (ウ)ホリングワース (エ)レヴィン (オ)オースベル  
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2006年10月16日

青年期の特徴:確認&腕試し2

○発達加速現象について100字以内で説明せよ。  
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2006年10月16日

青年期の特徴:確認&腕試し1

○次の文を読んで以下の問いに答えよ。


われわれは人生においてさまざまな心理社会的危機を経験しており、それを適切に乗り越えることで乳児期には( ① )を、幼児前期には( ② )、幼児後期には( ③ )、さらに児童期には( ④ )を獲得してきた。
そして青年期を迎えると、( ⑤ )を獲得することが大きな課題となる。
このように指摘したのが[   ]で、青年は( ⑤ )を確立するか拡散してしまうかの危機的状況にあるとされる。
拡散してしまうことがないよう、( ⑥ )を見つめ客観的に評価し、なおかつ( ⑦ )できるようになることが必要であり、「あなたは誰」という質問に自分なりの回答を見いだせた状態こそが( ⑤ )が確立できた証拠といえる。
ただし、この確立は容易ではないため、社会の側は青年たちに責任を果たすことを猶予してこの確立を待ってくれているのも事実である。
このような社会的責任を猶予された状態を( ⑧ )という。


(1)[   ]に入る人物名を答えよ。

(2)(  )に入る適語を選べ。

 (ア)自主性 (イ)同一性 (ウ)モラトリアム (エ)信頼 (オ)自己否定 (カ)自分自身 (キ)客観性 (ク)アパシー (ケ)自律性 (コ)肯定 (サ)勤勉性  
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2006年10月16日

青年期の心理的特徴:疾風怒濤

情緒面で対立する感情が交互に出現する状態で、自負と謙虚、利己と他愛、無気力と情熱、社交と孤独、多愛と冷酷、保守と急進などが挙げられている。

ただし、必ずしもすべての青年がこのような疾風怒濤を経験するわけではなく、非常に平穏な時代を過ごす場合があることも指摘されている。
  

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2006年10月16日

青年期の心理的特徴:解説2

このような青年期を特徴する言葉として、ホールの疾風怒濤が有名である。

ほかにも青年を新たに生まれ変わるものとしてとらえたシュプランガーの第二の誕生、親への依存から脱却することを重視したシュプランガーの第二の誕生、親への依存から脱却することを重視したホリングワースの心理的離乳、ゲシュタルト心理学の立場から青年期をとらえたレヴィンの境界人(周辺人、マージナル・マン)、自己の主体性や自立を求めて親の衛星としてふるまうことから脱する状態をとらえたオースベル脱衛星化、精神分析学の視点から親から自立して個として独立していく課程を重視したブロスの第二次個性化などがキーワードとなる。

また、エリクソンの提唱した用語の一つであるモラトリアムも青年期を象徴する用語で、支払い猶予という意味の経済学用語を転用して社会的責任が猶予された状態を指している。  

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