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Posted by TI-DA at

2009年09月17日

平成22年度沖縄県教員採用二次試験総括:3

いよいよラストの3日目です!



前回から間が開いたのは、引き延ばしたかったから、
ではなくて、単に忙しかったり体調がイマイチだったりしたためなのです。

おとといなんて、ひどい頭痛と吐き気で仕事を午後早退しました。
念のためということで、CTスキャンまで受けちゃいましたよ…σ(^_^;)

もしかして、変な脳病変が見つかるのではないのだろうか、あるいは中には小さなチップが1枚あるだけで、脳みそはからっぽになっているのではないだろうか?なんていう妄想がよぎりましたが、幸いとくに異常はなかったようで、ちゃんとフツーに脳みそも存在していました。(ほっ)

そんなわけで、今回の記事の構想を練っていたなんてこともまーったくなく、頭に思い浮かぶよしなしごとをそこはかとなく書きつづってあやしうこそものぐるほしけれなのです。(意味不明)


ともかく、流行のインフルエンザにもかからずに3日目を迎えることができただけでも僥倖といわなければいけないのかもしれません。
こういうときだけは、流行に逆らった時代遅れの男になりたいのです。




あー、この調子で書いていたら、本題に入る前に「つづく」なんていう表示がでそうです。
なので、サクッと当日の流れを書いていきたいと思います。


3日目の会場は2日目と同じく那覇商業高等学校。
集合時間は8時45分。
開場は8時20分でした。


午前中に個人面接、午後に体育実技になっています。

面接の際の、面接官の数は3人です。
面接時間は一人15~20分程度です。


話は前後しますが、1次合格者には、自己PR用紙と英文での自己紹介用紙が入っています。
それは事前に記入し、コピーも含めて計3部ずつ作成して1日目の最初に提出します。

自己PR用紙は、おそらく1,500字近く書くことができるのではないでしょうか?
通常の他県であるような数行のものとは違い、罫線が引いてあるだけのA4サイズの紙まるごと1枚自己PRを記入するかたちになります。
これはけっこうやっかいです。
通常の「自己PR」とは思わずに、
「これは自己PRのふりをして偽装した小論文なんだ!」
と考えた方が良いと思います。
面接の前に試験管がちゃんと目を通しているかどうかはわかりませんが、確実に評価対象にはなっているはずです。

英文の自己紹介用紙は、10行程度の英文で自己紹介せよとあります。
当日の面接では、まず開口一番、
「では、英語で自己紹介してください」
となるのがここ数年ずっと変わっていません。

英文の自己紹介は、一応紙を見ながら行っても良いことにはなっていますが、基本的には暗記して答えるのが一般的です。
これ、かなり練習しても本番だと頭の中が白くなって自分がどのあたりをしゃべっているのかが一瞬わからなくなりそうに(ときにはなったり)するので注意が必要です。


昨年までは、英語での自己紹介の後、自己紹介用紙に書いてあることをもとにして、英語での質問がいくつかありました。
しかし、今年は傾向が変わりました

英語での自己紹介が終わると、日本語で質問がありました。



「沖縄県の世界遺産をすべて答えてください」




……すっ、すべてっっ!!!??∑( ▽|||)



正しくは、5つのグスク(首里城、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡、今帰仁城跡)と、その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)の合わせて9つ。

通常だったら、「えーと?」とちょっと考えて全部思い出せますが、なにせ緊張しきった面接場面でいきなりの質問。
それに、面接でこんなことを聞かれたのは初めてです。

や、この場面だったら、もし「九九をすべて言え」と問われても見事間違える自信がありますよ?( ̄ω ̄;)


そんなわけで、玉陵と斎場御嶽がど忘れ。
「えーと…」
と少し途切れたところで、少しの猶予もなく、
「はい、次の質問に移ります」
との声。

お、鬼だ……。
人の皮をかぶった鬼がいるよ?((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


続いての質問は、
「あなたが新任教師として赴任して、他の教師や保護者たちの前であいさつをすることになりました。
 どのようにあいさつしますか?
 座ってもいいですし、立って行ってもいいのでやってみてください」


というもの。

もちろん、これも新傾向です。
沖縄県では過去にはこのような質問はありませんでした。

これには、とにかく、自己PRしつつ他の教師や保護者と協力・連携してやっていきたいという心構えを示せばいいのかな?と思って答えました。
けっこうしどろもどろになってはしまいましたが…( ̄ω ̄;)


他にあった質問は、

「あなたが教師として最も力を入れていきたいことは何ですか?」
「簡単に自己PRをしてください」
「あなたがこれまでやってきたことで、教育に活かせることはどんなことですか?」
「あなたが教師に向いている資質はどのようなものですか?」
「なぜ教員を志望したのですか?」
「離島や僻地勤務は大丈夫ですか?」


などでした。


……「など」って書いても、あまりに情報少ないじゃんか!出し惜しみするなよーーー!!と思われた方々、すみません。
しかし、あとの内容はもう覚えていないのです。。(TwT。)
見事なまでの鳥頭っぷり!(爆)
(※思い出したら、随時追加していくと思います。)


や、だけどこれには理由があります。
それも、沖縄県の面接の新傾向によるものです。


なぜなら、今年は例年よりもずっとずっと問題数が多く、答える時間も短かったのです。
もう、次から次に矢継ぎ早に質問が来ます。
回答にしても、一定時間が来たら、

「もういいです、次!」 

と、話している途中でも言われます。
トラウマになりそうだよ……((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


なにせ、こちらが
「私は~~と考えます。その理由は3点あります。第1点は~~。第2点は…」

その2点目の話し中に、
「はい、次の質問にいきます!」
と切られたこともありました。

内地での、時事通信社の面接ゼミなどで何度も練習した長さでは、決して冗長に長く話していたわけではなかったと思うのですが……。
しかも、はじめに「理由は3点」と言ったのに、1点しか言わせてくれないって、どういうことですか…?(TwT。)


ともかく、全力で必死に答えました。
内容的にはそんなに的はずれなことは言ってはいないとは思います。

しかし、あの面接官の様子だとどうなんだろう……。
きっと、質問内容がはっきりと思い出せないのは、思い出すと不安になるので心が無意識にブロックしているのでしょう。

そういうことだと以前たしかフロイトさんだったかユングさんだったかが言っていました。
トラウマ理論についての本で。(やっぱりトラウマになっているのでしょうか?)


あと、昨年までは面接で必ず学校基本調査の最新版の、沖縄県内の不登校児童生徒数をきかれていたのですが、今年は訊かれなかったというあたりも、傾向が変わった部分でした。



午後の体育実技は13時から。
体育館に集合なのですが、それまでに着替え終えておかなくてはならなくなりました。
(昨年までは集合時間後に着替えていました。)

体育実技の種目は、マット運動、縄跳び、水泳です。

受験番号によって、どの種目が先かが変わります。
ちなみに、一番時間がかかるのがマット運動です。
あとになるほど渋滞しますので、マット運動が最初の方が他の競技を含めても早く終わります。


さて、マット運動の内容は、

倒立前転→前転→方向転換→開脚後転→後転→T字バランス→ロンダート→(ポーズでフィニッシュ)

になります。
倒立前転は補助が必要な場合はその旨を試験官に言うことになります。
また、当日ケガ等は自己責任と見なされるのだとか。
ただし、ケガの具合等でできない種目があった場合は事前に申告すれば、その種目を抜いた状態で採点すると言っていました。

また、マット運動はそれぞれの種目ができれば良いというだけでなく、「連続技」としての流れのスムーズさも重要な採点対象になるとのことでした。

全体で練習が1回あって、その後本番になります。


ところで、ちょっと話は脱線しますが、ロンダートが試験内容になったのは昨年からです。
これ、奇妙なことに「女性枠」が撤廃になったのと機を一にしているんですよね。
偶然かも知れませんが。

沖縄県では一昨年までは「女性枠」というのがあって、1次試験の段階から「女性は○○人まで!」とあらかじめ決められていたそうです。
それが撤廃されたのが昨年です。
それまでは、1次試験ですら点数だけではみてくれなかったのです。

なにせ、一昨年までは二次の会場の男女比はざっと男性3:女性1でしたが、昨年からは男性1:女性3と正反対になりました!∑( ̄□ ̄;)ハウッ

どこの企業でもそうですが、点数だけで採用してしまうと、ほとんど上位は女性になってしまうのです。
男性は基本的に女性よりも頭が良くない仕様なんですよね。
だけど、いくら一生涯勤められる職場でも、結婚や出産を機に辞めてしまう女性もいます。
そんな諸々で、採用担当者はなんとかして男性を多くとりたいというジレンマもあるようなのです。(くり返しますが、これは、どこの企業でもよく聞く話です。)


もしかして、ロンダートという難易度の高い技が取り入れられたのは、男性と女性の差別化のためなんてことはないかしらん?
実際、他県でロンダートまで要求しているところを知りません。
そして、そんな難易度の高い技であるにもかかわらず、男性ではほとんどの受験者ができてしまうのですよ。
逆に、女性はちゃんとできるひとはごく少数でした。

ま、偶然かもしれませんが…。。


ともかく、そんな難易度の高い試験内容に鍛えられて、よーかいも以前は出来なかった倒立前転やロンダートが30代半ば目前にして(つか、もう半ば?でも34歳までは前半ですよねぇ??)できるようになりました!ヽ(≧▽≦)ノ

猛練習のお陰です。
努力はたまに裏切りますが、長い目で見ると何かを確実に残していってくれているものです。


とはいえ、成功率は100%ではなかったのでドキドキしていましたが、本番ではおそらくちゃんとできたと思います。
ビデオでリプレイを見たわけではないので、言い切れはしませんが、ロンダート最後の着地も成功したように思います。(主観的希望的観測)


なわとびは、あや跳びを20秒、インターバル10秒、二重跳び10秒です。
こちらも、全体で1回練習があってから本番になります。
飛べた数を試験官がカウントして評価するそうなので、足をひっかけても、また跳んで、その合計が多ければいいことになります。

20秒とはいえ、されど20秒。
けっこうな長さです。
しかも、あや跳びから10秒のインターバルなんて、あってなきが如くです。
息を整えるヒマすらありません。
しかも、20秒あれば二重跳びなんて30数回は跳べちゃうのですよ。
つまり、ひっかからずに跳びきるには、通常から50回くらいは連続で楽に跳べていないと、とてももちません。


よーかいは、全体の試技では二重跳びがボロボロでした。
いつもならちゃんと跳べるのに、数回で引っかかってしまって、「どうした、自分…∑( ̄□ ̄;)ハウッ」状態でした。

でも、本番ではあや跳びも二重跳びも1度も引っかからずに跳べたのでよかったです♪(ほっ)


水泳は、体育館の地下にプールがありました。
距離は30m。
通常の水中のスタート位置から5m離れたところからスタートして、すぐにターンして残り25mを泳ぐことになります。
泳法はクロールか平泳ぎかを選択し、泳ぐ前に申告します。


通常のスタートとは違って、スタート時に後ろに蹴る壁がないので、はじめに速度をつけるのがちょっとやっかいです。
ターンは、クイックターンも可。
採点は秒数での採点だそうです。
ただし、クロールと平泳ぎではそれぞれの基準にしたがって採点するので、平泳ぎだから不利ということはないようでした。
また、平泳ぎでは、通常はひとかきで1回息継ぎするところを、2かきや3かきで1回息継ぎするのでもかわわないとのことでした。(これは試験官に直接確認しました。)

クロールだと、男子では30mを20秒台のひとがほとんどでした。
ごく稀に、20秒切ったんじゃないかってひともいました。
平泳ぎだと、だいたい30秒ちょいくらいでしょうか。
よーかいもそのくらいでした。


ともかく、体育はノーミスでできたと思います。

臨時をやっていないよーかいにとっては、年齢制限からこれが最後の試験

体育に関して、「有終の美」といえば聞こえはいいですが、ある意味「いたちの最後っぺ」というべきか、「焼け石に水」というべきか……(; ̄∀ ̄A


ともかく、体育実技をすべて終えた段階で、二次試験終了です!



余談ですが(つか、余談だらけだ…。)最後に、水泳の後着替えて、他の受験者に「おつかれさまでした!」と声をかけてでていこうとしたら、どこかから
「ブログ、読んでいますよ!」
との声が!!

え?!
二次試験中は誰にもこのブログの話なんてしていなかったのに…。

どうやってばれたのでしょうか???( ̄ω ̄;)



さて。

長くなりましたが、二次試験の総括もこれにてお開きにさせていただきます。



あとはどうか、良い結果がでてくれますように……(祈)。

  

Posted by よーかい at 00:25Comments(22)

2009年09月12日

平成22年度沖縄県教員採用二次試験総括:2

二次試験2日目。


もしこれが旧盆だったら「ナカヌヒー」です。(だからなに?)
エイサーは踊りませんが、魑魅魍魎がうろうろしているというあたりは共通しているのです。



二次試験2日目の課題はずばり「模擬授業」です。


昨年までは、午前が模擬授業で午後が音楽実技でしたが、今年からは音楽実技が1日目に移り、その代わりに2日目は丸一日模擬授業オンリーに変わりました。
受験番号によって午前組、午後組とあって、よーかいは午前組でした。
会場は那覇商業高校。
集合時間は8時40分、教室が開くのは8時10分からでした。


今年、再び模擬授業の形式が大きく変わりました。


1次の合格者には、合格通知と一緒に模擬授業のおおまかな範囲についての告知が入っていました。
今年度の小学校受験者は
第4学年 算数 「量と測定」 より出題する
とのこと。

ただし、どのような形式の模擬授業になるのかの情報は一切伏せられたままでした。
第4学年算数の「量と測定」といっても、けっこうな時間数があります。
具体的には、「面積」に関してだいたい9時間、「角」についてだいたい8時間くらいあります。(この時間数は各学校によって誤差があります。)
そのどちらで、どの範囲から模擬授業をせよということは一切アナウンスがないのです。

多くの受験者は、二次試験初日にアナウンスがあるのだろうと期待していましたが、それすら一切ありませんでした。
つまり、どこからどのような形式で出題されるのか、当日自分の番が来るまでまったくわからない五里霧中な不安な状態で受験生は臨むことになります。



ちなみに、一昨年までは、模擬授業は数人がひとつのグループになって行われました。
授業範囲は各自が決めます。
指導案を3部作成して試験官に当日提出し、授業をする以外の受験者は生徒役となっていました。
試験範囲は「導入」か「展開」のどちらか。(それは当日試験官から指定されます。)
この場合、各グループでいかに協力しているかも見られましたので、同じグループになった受験者は一蓮托生でした。
だから、初日が終わると集まって、夜遅くまで、例えば琉球大学や受験者の誰かが非常勤をやっている小学校に集まって、模擬授業の検討会が行われるのが慣例でした。

それは、ちょっと(あるいはかなり)めんどくさいけれど、受験者同士の連帯感が生まれ、なかなかに悪くない風習だったように思います。


けれど、ウワサで聞くと、一部で「やらせ授業」のようになっていたものもあったのだとか。
そういうわけで、模擬授業の試験形態の見直しが行われたといいます。

昨年度のこと。
いつものように初日が終わった後には遅くまで残って検討会が行われました。


しかし、当日試験会場に来てみると、どうにも様相が違いました。
受験者は個別に試験会場に呼ばれます。(なら、なぜわざわざグループに分けたのでしょうか??)
会場では、正面に試験官が3人。

「我々は、発問に一切お応えしませんので、我々はいないものと思ってください。
 そのうえで、目の前に児童がいることを想定して授業を行ってください」


とのこと。


エアギターならぬ、エア授業です。



さらに、追い打ちをかけるように、

「では、まとめからやってください」

との試験官のお言葉が。



まっ、まとめっ!?∑( ▽|||)

これには本当に焦りました。
なにせ、それまで用意していた教材が一切使えないのです。
しかも、板書中心の授業ならともかく、体験型の授業を作っていたよーかいとしては、
「まとめじゃ授業の流れが一切伝わらないじゃないかぁぁぁぁああああ(TwT。)」
と叫びたいような気持ちでした。

そして、授業後、
「なぜこの単元を選択したのか?」
などの質問が試験官からありました。



まあ、これは昨年のこと。
今年はまた再び大きく変わったのです。


どこからどのように出題されるのかはわかりませんでしたが、受験者の大方の予想としては、
「さすがにもう“まとめ”をやれなんていう無茶苦茶な要求はないだろう」
というものでした。
第一、全都道府県の模擬授業の実施状況を見ても、「まとめ」をさせていたのは沖縄県くらいでした。

今年試験方法を変えたのも、「まとめ」じゃ試験官自体も受験者の力量をはかりにくかったからだというウワサもありました。



とはいえ、試験内容は様々なものが想定できました。

1)第4学年算数「量と測定」の範囲の中からであれば、「面積」であろうが「角」であろうが、受験者の好きなところから授業ができるもの。

ただ、その場合でも、
 パターンA:教材持ち込み使用可。
 パターンB:教材持ち込み使用不可。

の2パターンが想定されます。

2)「面積」か「角」かのどちらかということだけは指定があるもの。

3)どの授業時間のどの内容をせよという指定があるもの。

※2)、3)もパターンはA,Bの2つが想定できます。


また、

a)そのまま授業を行う力だけを見るもの。

b)模擬授業前に学習指導案を書かせる形式のもの。

c)模擬授業後に、例えば前年の「なぜこの単元を選んだか?」のように、その単元になんらか関わる内容の質問があるもの。



以上のパターンが想定されました。


とりあえず、どのパターンが出てきても大丈夫なように想定しておく必要がありました。

具体的に、よーかいが事前に行った対策としては、

1.大西忠治著「授業上達法」(民衆社)を参考にし、どの授業でも使える万能教材(画用紙に黒板補修用スプレーを吹きかけ、裏にマグネットを貼ったもの)を作成し、さらにマグネットでクラスの子どものネームプレート(発言を黒板に記した横に貼り付ける)を作成。

2.学習指導要領と学習指導要領解説を熟読。

3.範囲に関する教科書を熟読。

4.東洋出版社から出ている「板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて 小学校第4学年 算数」(上・下)を使用し、各時間の授業内容を把握。
(※これは現役の臨時任用教師なら、指導書の活用でもいいと思います。)

5.教材使用可で、かつ自分で授業範囲を選択できるケースを想定し、
 実施したい範囲の内容の手作り教材作成、
 学習指導案作成、
 ワークシート作成、
 板書計画作成。

6.範囲が「角」の場合を想定し、教師用の三角定規、分度器等を購入。


以上の方法で対策を立てました。
また、内地なので、計3回実施されていた、時事通信出版局の「公開面接ゼミ」(模擬授業についても実施してくれます。)に関して、大阪会場に1回、東京会場に2回参加し、自分自身の模擬授業を専門家に見てもらいました。
ちなみに、交通費や宿泊費は除いて、参加費は1回2万円です。
結構痛い出費でしたですよ……(TwT。)



駄菓子菓子!!!


やはり、魑魅魍魎の巣喰う沖縄県二次試験です。

それだけ対策を立てても決して充分とはいえなかったのです!!!∑( ̄□ ̄;)ハウッ



はい、めちゃくちゃ長くなりましたけど、ここからが今年の試験内容になります。
(今更言っても、って感じですけど、試験内容だけ知りたい方は、ここまでの部分は読み飛ばしてここから先だけお読みくださいませ。←ホント、今更。)



今年、控え室に集められた受験生は、個別に試験会場に呼ばれます。
試験官は3人。
教壇の横になぜか小さな机が置かれていました。

受験番号と名前を言った後、そこの机の椅子に座ってくださいと指示されます。
腰掛けると、1枚の紙を渡されます。


『本時のめあて:L字型の面積の求め方を工夫して考える。

 左の図(省略)のようなL字型の図形の面積を児童が3通りの方法で考えて求めました。
 その3通りの面積の求め方をもとに、まとめの部分の授業を行ってください。
 
 ※構想の時間は5分間です。
 ※構想する段階で、黒板に掲示してある本時のめあてや図形を並べ替えたり、黒板に板書しても構いません。
  下のメモ欄も活用してください。
 ※模擬授業の時間は8分間です。
  メモを見ながら授業してもよろしいです。』

 (下線部は原文のまま。)



よりによって、またもや今年も「まとめ」なのです!∑( ▽|||)


しかも、持ち込んだ教材は一切使用不可
なーんにも使えません。
当然、事前に作成した学習指導案や板書計画などを試験官に渡してアピールすることもできません。



ある意味さすがです。
つねに予想のさらに先をいってくれる沖縄県。
もはや「スピードの向こう側」の領域なのです。

秋葉原的に言い換えるなら、「絶対領域」なのです!(違)
誰ニモ侵スコトアタハズ
な領域ともいえます。(なぜカタカナ混じり?)



ともかく、構想の5分間。
黒板を見ると、L字型の図形を分割した形が3種類と「めあて」が貼ってあります。

しかし、小さいしモノクロ印刷なのでとても見づらいのです。

なので、よーかいは、メモで構想を練るよりも、まずは「めあて」や図形を色チョークも使いながら5分間の間に黒板に書き直す作業から始めました。
黒板の左3分の2までの範囲を使い板書し、残り3分の1のスペースを空けて、「まとめ」の実施のために残しました。
「まとめ」が終わると、ちょうど黒板一枚が仕上がる形式です。


ただし、後から気付いた痛恨の大チョンボ。

この「3通りの方法」って、
ひとつは大きな正方形から欠けている部分を引き算し、L字型図形の面積を出す方法、
ふたつめは二つの長方形に分けて、それぞれを計算し、合わせてL字形の面積を出す方法


そこまではよかったのですが、
3つ目は、正しくは、出っ張った部分の長方形を移動させて合わせることによって、一つの長方形として計算する方法だったんです…。。


その3つ目が、試験の際にはすっかり頭から抜けていました。
図形を移動させずに、長方形を加える方法の焼き直しみたいなやり方で3つ目を授業してしまいました……(TwT。)

これは減点ですね。。
どのくらい引かれるのかでしょうか?(怖)
もう、考えただけで叫び出したくなります…((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル



8分間のまとめをやった後に、再度試験管から着席するよう指示があります。

そこで、質問がきました。(要は面接ですね。)


『指導と評価の一体化とはなにか答えよ』

というものでした。


うわぁ。
きましたよ、きましたよ。

模擬授業内容とは別の角度からの質問が…!∑( ̄□ ̄;)ハウッ

まったく、予測の斜め四十度から見た背中越しの風景みたいなことをしてくれるのです。
いつもより眺めのいい左に少しとまどってしまう感覚に似ています。(←槇原敬之?)


これについては、詳しくは、
沖縄県教育委員会のホームページから、
学力向上主要施策『夢・にぬふぁ星プランⅡ
や、
「確かな学力の向上」支援プラン ~「わかる授業をつくる」ためのヒント集~
の中にわずかながら触れられています。


よーかいは、まず
「授業の中に形成的評価を多く取り入れることです」
と答えました。
すると試験管から
「それは具体的にはどのようなことか?」
と問われたので、
「事前に指導目標を策定し、児童がその目標を達成しているかを授業時間内に随時評価しながら授業を行います。
 また、その形成的評価の結果によって、個々のつまずきを把握し、わかる授業のための個に応じた指導を行い、授業を改善していくことです」

と、かなりしどともどろながらも答えました。

わかりやすく簡潔に答えられたかどうかは疑問ですが、答えた内容的には間違えたことは言っていないと思います。






ともかく、それをもって二次試験2日目は終了です。
まだ午前中のかなり早い時間でした。

初めは、試験官から、
「情報漏洩防止のために、試験が終わった受験生は試験終了後も学校敷地内から一歩も出ないこと」
というお達しがありましたが、
実際は
「下でがやがやされても困る」
ということで、よーかいの試験が終わってから間もなく、全員「早く敷地外に出ろ」ということになって開放されました(; ̄∀ ̄A



ともかく、時間的には短くとも、内容はとても濃く、緊張感に満ちたものだったことは、この記事を読まれた方々にはおわかりになると思います。


実際、かなり精神的に削られた感はありました。
家に戻る頃はフラフラしていて、昼食を食べ終えた後、本当はすぐに3日目の面接等の最終チェックをしようと思っていたのでしたが、夕方までぐっすり眠ってしまいました(^。^;)



残すは、あと1日です!!!
(もう実際の試験は終わっていますが…。。)  

Posted by よーかい at 00:44Comments(0)

2009年09月11日

平成22年度沖縄県小学校教員採用二次試験総括:1

正直、これを書くのは気が重いのです…(-_-;)ウウム


うかつに書いたら、「ヤブヘビ」どころか「ヤブハブ」になりそうなのです。
沖縄だけに。

内地にもハブの血清ってありましたっけ?
ただ、ひとつ確実に言えることは、
「ヤブヘビ」よりも「ヤブハブ」の方が韻を踏んでいる分、ちょびっと語呂がいいですねってことくらいです。(だからなに?)



ともかくも、毎年3日間にわたる長期戦の沖縄県教員採用二次試験。
まさに「鬼が出るか蛇が出るか」の試験なのです。

今回で二次試験を受けるのは4回目になります。
しっかし、今回「」傾向が大きく変わりました。
きっと来年もまた変わるでしょうから、来年の受験者の参考にはならないことでしょう。
腐腐腐の腐。



ちなみに、昨年度までの1日目は、
【午前】
・Y-G性格検査
・内田クレペリン検査
・小論文
【午後】
・パソコン実技

でした。


対して今年の1日目。

【午前】
・パソコンに関するアンケート
・Y-G性格検査
・小論文
・デッサン
【午後】
・リコーダー実技
・オルガン実技


でした。


変更点としては、以下の5点。

・昨年までの二次試験初日は沖縄市のIT教育センターでしたが、今年は那覇市(小学校受験者は那覇高校)で実施でした。
・昨年まではデッサンは1次試験でしたが、今年から2次試験になりました。
・リコーダー実技とオルガン実技はこれまでは2日目の午後でしたが、1日目の午後になりました。
・内田クレペリン検査がなくなりました。
・パソコンはアンケートだけになり、実技はなくなりました。

にしても、1日目、かなり詰め込みな感じです。
実際、時間配分もぎりぎりなようで、試験官もかなり焦っていたように見えました。

パソコン実技はこれまでも点はちゃんと取れていたので、残しておいてくれてもよかったのでしたが、きっと多くの人ができちゃうから差がつきにくかったのでしょう。
また、初日にわざわざ沖縄市に前泊しないで済んだのはラッキーでした。(これについては、沖縄市近辺に住む人以外は同感だろうと思います。)
あと、内田クレペリン検査は毎年かなりぐったりくるほど疲れる検査だったので、それがなくなったのはよかったかも。
でも、これは受ける方より実施する方が採点や解釈がいろいろ面倒な検査だったからやめたのかもです。



さて。
実施内容詳細です。


まず、受験番号ごとに指定された教室に入ります。
初日の集合時間は8時30分。
教室は8時10分から入れるようになっていました。

教室に入ると、黒板にはそれぞれの受験番号の2日目、3日目の控え室と模擬授業や面接の実施教室が書かれた紙が貼られていますので、受験者はそれを漏れのないようにメモすることになります。

けれども、2日目の模擬授業について、受験範囲が事前に送られてきたものより絞られるのか、あるいは実施方法や教材持ち込み可かどうか、昨年までのようにグループをつくるべきなのかどうかということは一切伏せられたままでした。


8時半になると、諸注意が始まります。
諸注意の後に、パソコン技能についてのアンケートがありました。(でしたよね?たしかその順番で合っていたはず…。)
無記名で、試験官によると
「純粋に受験者全体のパソコン使用レベルの実態を知りたいだけだから、合否や点数には関係しない」
とのことでした。
具体的なアンケートの質問は忘れましたが、だいたいが「どのくらいパソコンについての技能があり、使用できるか?」という内容でした。(ソフト、ハード、インターネット、プログラム等々)

それを回収後、適性検査としてのY-G性格検査があります。
質問は120問で、12の評価尺度で結果が現されます。
「はい、いいえ、どちらでもない」
の3択で答えていく質問です。
抑鬱性とか攻撃性とか熟慮的とか協力的とか社会的とか、そういった尺度をみる検査です。
時間はだいたい30分。


まあ、ここまではほんのウォーミングアップといった感じです。

本番はここから。
配点も高い小論文です。
時間は60分で1200文字。
全国的には800文字のところが多い中で、わりと長文だといえるでしょう。
ちゃんと構成しないと1200文字の途中で破綻しますし、かといって構成に時間をかけすぎても1200文字書き終える前に時間が終了するおそれがあります。


ここ数年は、沖縄県の教育課題に対する問題でした。
例えば、深夜徘徊への対応法や、わかる授業をどうやってつくるか、などでした。
今年は「学力向上」がでるのではないか?とウワサされてもいました。

ところが、突然の方向性の変化です。

正確な文言は忘れましたが、

『新学習指導要領では「言語活動」が重視されている。
1)「言語活動」が重視されるようになった背景はなにか、
2)あなたは教師として、具体的にどのように言語活動を充実させていくか』


といった内容でした。
もちろん、片方だけについて書いたのではバツです。


内容の詳細は、文部科学省ホームページの新学習指導要領についての教師用パンフレットが参考になると思います。
よーかいは、このパンフについては何回か目を通していたので、たぶんそんなに的はずれな回答はしていないとは思います。
ただ、まったくこのパンフ通りに書けたわけでもないので、そのあたりの採点基準がどのあたりにあるのかは心配な点ではあります。

具体的な活動としてよーかいが書いたのは、
1.朝の会を活用した読み聞かせを契機に読書への興味関心を持たせる(併せて図書室の活用法の指導を行うこと、また学級文庫の充実にも力を入れる)
2.実験・観察の結果を班で話し合ったり、レポートにまとめて発表したりする活動を多く行う
あと1点、なにを書いたっけなぁ…。
ともかく、3点ほど具体策を例を出して挙げて書きました。

これまで、沖縄県の小論文では、自分自身の体験を中心に書く、かなり主観的な書き方が好まれていたようですが、今年はその方法では通用しない内容だったと思います。



続いて、デッサン
昨年は自分の手を描く課題でしたが、今年は各自に紙コップが配られ、
紙コップに斜め後ろから光が当たっているものと仮定してデッサンせよ」というものでした。
なお、紙コップの置き方は自由。
ただし、全体のバランスを考えた配置をすること、ともありました。

デッサンだけは、よーかいにとっての得意分野です♪
これまでの試験でも、計算してみるとデッサンに関してはほぼ満点で通っているようです。
今年も、この教科は楽しくできました♪♪


ただ、周りを見ると陰影の付け方が中途半端なひとが多いように見えました。
デッサンはメリハリが命です。
また、影も決して一色ではありません。
影の濃いところ薄いところがあります。

苦手な人は、本屋の美術書のコーナーにデッサンの基礎に関する本が並んでいますので練習するといいと思います。





……なーんて、上から目線でものを言えるのはデッサンだけです(TwT。)
はい、午後の音楽はおもいっきり下から目線なのです。
とはいえ、上目遣いでかわいいのは一部の女の子だけなので、そのへんは早々に撤退します(爆)。


午後、オルガンが先組とリコーダーが先組に分かれます。
お昼休みはわずか40分もありませんでしたが、その間だけ教室に置いてあるオルガンの練習が認められます。

…とはいえ、教室のオルガンは長蛇の列。
1回練習できればよしとしなければなりません。

お昼休みに一度弾いてみて感じたのは、
「音が違うっっっ!!!」∑( ̄□ ̄;)ハウッ
ということでした。

なんだかビミョーに残響音が残るために弾いている音がとりづらく、やりづらいのです。
通常のオルガンやピアノのようなクリアな音ではないため、残響音につられます。
そのため、練習段階からボロボロ……。
それまで必死に練習したのに、いつもの練習通りにいかないのです。



ともかく、あっという間にお昼休みは終わり、本番です。

よーかいは、前半リコーダー、後半オルガンの組でした。
どちらも、数名のグループになっていて、一度に呼ばれます。
グループ内各自全員の演奏が終わるまで、一つの教室で聴いて待っていることになります。


まずリコーダー
課題曲は「虫の声」です。

よーかいは、過去の受験では低い「ド」の音が本番に限ってすかっと抜けてしまう悪癖があったので、それだけはとても注意しました。
また、実際に児童に教えていることを想定して、なるべく目線を児童達を見渡すように、そしてにこやかな表情でリコーダーを吹くことを心がけました。

とりあえず、失敗せずにできたと思います。


続いて、大鬼門のオルガン演奏。
「春がきた」と「冬げしき」の2曲から1曲を選んで弾き歌いをします。
よーかいは「春がきた」を選択しました。

ちなみに、左手は簡易伴奏も可とのこと。

実際、左手は和音のコードを押さえているだけの人も多かったです。
また、左手を例えば「ドソミソ」という1小節に4拍鍵盤を打つひとが次いで多かったです。

よーかいは、オルガン苦手なのに、教本にそう書いてあったからって、
無謀にも1小節に8拍(例えば「右手が4つ打つ間に左手はドソミソドソミソ」と8つ刻むのです。)方法で挑戦しました。




…がっ、
案の定途中で混乱してわかんなくなっちゃいました。。アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー


駄菓子菓子!

ここで歌と演奏をやめたら0点です。
ともかく、何があっても歌うのはやめてはいけないと思い、歌だけは
さもそこに伴奏があるかのように
歌いました。
ええ、ラストの方はほとんどア・カペラになっていましたが、なにか?…orz


これ、試験官はともかく、他の受験生にはなぜかウケたようです。
試験後、複数の受験生から
「君、面白いね。
 なんでわざわざ難しい伴奏選んで、それであんなことやっているかなぁ…?」
などと爆笑されました。

や、別にウケを狙ったわけじゃないのですけど……( ̄ω ̄;)



まあ、オルガンの失敗は明らかに大減点でしょう。
1日目は、デッサンでひとよりできて、オルガンでできなくて。
合わせてプラスマイナスゼロ??

そんなわけで、自己評価は「フツー」です。



なんかもう、わずか1日分書いただけで疲れましたが、
試験はまだ始まったばかりなのでした…o( ̄へ ̄;)む、むん  

Posted by よーかい at 00:29Comments(0)

2008年09月19日

平成21年度 教員採用二次試験総括。:3

【第2次試験3日目】

(午前)
・英語で自己紹介(自己紹介文はあらかじめ提出)
・英会話(自己紹介文をもとに英語で質問)
・面接


(午後)
・水泳(クロールか平泳ぎで30メートル。ターン含む。)
・マット運動(倒立前転→前転→開脚前転→後転→T字バランス→ロンダートの一連の流れを連続技で。)
・縄跳び(あや跳び20秒、10秒のインターバル、二重跳び20秒)。



英会話での質問

・あなたの出身はどちらか?
・英語で自己紹介をしてください。
・あなたの趣味は?
・あなたは沖縄音楽の中でどのような音楽が好きか?
など


面接での質問

・自己PRをしてください。
・なぜ内地ではなく沖縄で教員になりたいのか?
・組織の一員として仕事をするうえで、大切なことは何か?
・先日でた、文部科学省の学校基本調査で、沖縄県の不登校児は何人だったか?
・深夜徘徊や遊び型非行に対して、どのように指導するか?
・最近、印象に残ったニュースまたはできごとは?
・沖縄県の教育課題は何か?
・離島やへき地での勤務は大丈夫か?
など。





〈3日目、概括。〉

〔英会話・面接〕
英語での自己紹介、英会話、面接試験の3つは、同時に行われます。
目安はたしか一人15分くらいだったと思います。
面接官は3人です。
英語での自己紹介は、メモをみながらでも可らしいですが、暗記しているひとがほとんどです。
面接では、毎年8月にだされる文部科学省の学校基本調査の不登校児童・生徒数は必ず聞かれます。
英会話や面接での主要な質問は、あらかじめ提出する「英語自己紹介文」と「自己アピール文」に沿って聞かれることが中心になるので、自分が書いた内容をよく吟味して対策をたてておく必要があるでしょう。

また、面接では「どう実践するか」に結びつけて話す必要があります。

今年の面接は、これまでよりも、内地での教員採用二次試験に準じた内容の質問が多かったといいます。
基本的に想定の範囲内の質問だったので助かりました♪(^O^)/



〔水泳〕
30メートルですが、指導書に沿った泳ぎ方が最も重要らしいです。
5メートルの位置から泳いで、ターンしてプラス25mです。

タイムも計っていますが、どのくらいタイムが重要視されるのかは不明です。



〔マット運動〕
マット運動の内容は、昨年とほぼ同じです。
倒立前転は、あらかじめ申し出れば補助をつけてもらうことも可能です。(多少の減点はありますが。)

「連続技」としての技のスムーズさが重視されるようです。

今年は練習のおかげで倒立前転ができました♪
ロンダートまではさすがにできませんでしたが……σ(^_^;)アセアセ...



〔縄跳び〕
これも、昨年と同じです。

なわとびの縄は、各自で用意する必要があります。
20秒間ずつ、ひっかかってもいいので、何回跳べたかを計るようです。

よーかいは、あやとびは1度ひっかかってしまいました…。
練習ではひっかからなかったのに…(TwT。)

二重跳びは得意なので、20秒一度も引っかからずにとべました♪



以上で、緊張と重圧と、トライアスロンみたいに内容の濃い3日間が終わります。
あとは、天命を待つだけです。

おつかれさま☆ヽ(≧▽≦)ノ  

Posted by よーかい at 00:12Comments(2)

2008年09月18日

平成21年度 教員採用二次試験総括。:2

【第2次試験2日目】

(午前)
・模擬授業(準備・説明2分、「まとめ」の授業5分、質問3題。)

(午後)
・リコーダー
  「もみじ」
・オルガン実技
  「とんび」、「ふるさと」の2曲から任意の1曲を選択し、弾き歌い。





〈2日目、概括。〉

〔模擬授業〕
配点がもっとも高い模擬授業。
ある意味、この二次試験の最大のヤマ場です。

今年は、驚愕の内容でした…!( ▽|||)

試験では、初日に6人の班にまず分けられます。
初日の掲示では、今年から面接官3人が模擬授業に入るとのこと。
てっきり、「指導の難しい子役」として、面接官が児童役で入るのだと思っていました。

昨年までは、この班で、一人が教師役、残りが生徒役で順番に模擬授業をする形式でした。
出題範囲も、「導入」あるいは「展開」のどちらかでした。

初日の試験が終わった後、各班でうち合わせが行われます。
よーかいの班は、琉球大学で午後4時過ぎから午後10時前まで約6時間近くにわたって、リハーサルと検討会が開かれました。

よーかい自身、今年はTOSSのサークルで模擬授業をやったり、時事通信社の公開講座で見て貰ったりして、かなり練り込んで、自信を持って臨んだつもりでした。


ところが…!



今年から一人ずつ呼ばれる形式に変わっていたのです。
よって、班による協力はできない形式になりました。

会場には面接官が3人。
そもそも、班にした意味がないんじゃ……。。
試験要項には、来年度から模擬授業の形式の再検討を図るとあったので、まさか今年から大きく内容が変わるとは思ってもいませんでした。

それだけではありません。

面接官は開口一番言いました。
「我々は児童役ではない。
 よって、一切の問いかけや発問には答えない」




……え”えええええ?!∑( ▽|||)



エ、エア授業ですか?!(ノ゜⊿゜;;;;;)ノ


さらに畳み込むように。
「2分で準備とこれまでの流れを説明し、5分で“まとめ”をしなさい」


ま、まとめっすか……!∑( ̄□ ̄;)ハウッ


まとめなんて、授業のおまけみたいなものじゃないですか?
どうやって、そこまでの流れを見るのでしょう…?

たしかに、板書中心の指導なら黒板を見ればわかる部分も多いでしょう。
けれど、よーかいが準備したのは「4年生社会科」の単元「昔の暮らし」。
洗濯板を実際に持ち込んで、児童に洗濯体験をしてもらう授業でした。
よって、基本的に板書は使用せず。


ともかくも、そこまでの授業内容を簡単に説明し、エア授業をしました。
子ども達に問いかける場面でも、まるでパントマイムです。

見えないものが見える、電波体験のようです。
……鳥居みゆきとか得意そうだなぁ。。(; ̄∀ ̄A

発問を出しても、児童の反応がなく、むっつりと黙った仏頂面の面接官がいるだけなので、やりずらいったらありゃしないです。

そして、授業後、各3人の面接官から質問がありました。

・この単元の授業を選んだ意図はなにか?
・どのような点を工夫したか?
・予想される児童の反応にはどのようなものがあるか?

でした。

とりあえず、全力を尽くしましたし、質問にはちゃんと答えられましたが、あれでよかったのかどうか…o( ̄ー ̄;)ゞううむ

おそらく、合否を分けるのはこの模擬授業が平均点以上で乗り越えられているかどうかだと思います。
採点基準がわからないからなぁ…。。


〔リコーダー実技〕
笛は、ただ吹くだけではなく、子どもたちに教えている状況を想定した吹き方が必要になるようです。
音だけでなく、目線や表情も見られているらしいです。

途中、低い「ド」の音が一音スカッと抜けてしまいました…。
そこ以外は完璧だったのですが……(TwT。)



〔オルガン実技〕
弾き歌い。
簡易伴奏でも可。

昨年までは、旧式の古いオルガンで、鍵盤も大きく重いものでしたが、今年からキーボードに変わりました。
……せっかく、オークションで古いオルガンを購入して練習したのになぁ。。σ(^_^;)

さらに、控え室でも1台練習用のキーボードが置かれ、練習ができるように改善されていました。

よーかいは「とんび」を選択。
途中間違えてしまいましたが、「すいません、もう一度!」と言って初めから弾き直して、次はミスなく弾くことができました。
多少減点にはなるでしょうが、大きな減点にはならないはずです。  

Posted by よーかい at 23:54Comments(0)

2008年09月18日

平成21年度 教員採用二次試験総括。:1

【二次試験1日目】

(午前)
・Y-G性格検査
・内田・クレペリン検査
・小論文「学力向上が緊急の課題となっている。学力向上のために“わかりやすい授業”が求められているが、あなたは本県の教員としてどのように実践していくか」(1200字)
(※正確な原文とは違いますが、このようなニュアンスの内容でした。)

(午後)
・パソコン実技
 EXEL
  1)表作成
  2)AVARAGE関数をつかった計算
  3)RANK関数をつかった計算
  4)条件書式を使用した網掛け






☆試験終了後はそれぞれ班ごとに、模擬授業研究。


〈1日目、概括。〉

〔適正検査〕
Y-G性格検査は、「はい」「いいえ」で150題ほど答えさせて、性格傾向を見るものです。
内田・クレペリンは延々とヒトケタの加算作業をさせて、その作業量グラフから性格傾向や業務適正をなどをみるものです。
内田・クレペリンは作業量だけでなく、グラフの曲線がどのようになっているかが大事です。
まあ、だけどよっぽどのことがない限り、適正検査で落とされることはないでしょう。

〔小論文〕
一昨年から、沖縄の教育問題の現実的課題にどう対応していくか?ということが問われるようになりました。
「学力向上」が出題されるのではないか?というウワサは実は掲示板などで頻繁に出ていました。
どこかから情報がもれていたのでしょうか?それとも予備校情報??
ただ、それを「わかりやすい授業」と結びつけて答えさせるところまで予想していた受験生は多くはなかった様子です。

よーかい的には、このテーマはラッキーでした♪
すでに、時事通信社の通信講座の小論文で「A」をとった内容だったからです。
おそらく、ちゃんとテーマに正対した内容の小論文が書けたと思います。


〔パソコン実技〕
昨年同様、エクセルです。
時間は20分間で作成。
どのソフトの実技になるかは1次試験の会場で通知が貼られるので、メモしておかなければなりません。
昨年は「IF関数」を使った表作成とグラフ作成という内容がでましたが、今年は同じエクセルでもかなり趣向の違うものでした。
表作成、平均を求めるAVARAGE関数、順位を求めるRANK関数はわりと多くの受験生ができると思います。
差が付くのは、条件付き書式を使った、1位と5位の欄に網掛けをすることでしょう。
条件付き書式で
「セルの値が次の値に等しい」で、「1」、そして書式で網掛けを選択します。
続いて、「追加」ボタンを押して、もう一度
「セルの値が次の値に等しい」で、「5」、そして書式で網掛けを選択します。

おそらく、ちゃんとできたと思います。

なお、今年から情報公開の関係か、パソコン実技の問題は持ち帰ることができるようになりました。  

Posted by よーかい at 23:25Comments(2)

2007年09月03日

平成20年度 教員採用二次試験総括。:3

【第2次試験3日目】

(午前)
・英語で自己紹介(自己紹介文はあらかじめ提出)
・英会話(自己紹介文をもとに英語で質問)
・面接


(午後)
・水泳(クロールか平泳ぎで30メートル。ターン含む。)
・マット運動(倒立前転→前転→開脚前転→後転→T字バランス→ロンダードの一連の流れを連続技で。)
・縄跳び(あや跳び20秒、10秒のインターバル、二重跳び20秒)。


英会話での質問
・あなたはいまどういう気分か?
・あなたは神奈川出身なのか?
・あなたの好きな国は?
・あなたは沖縄のどういうところが好きか?
など

面接での質問
・あなたのセールスポイントをアピールしてください。
・沖縄の子どもたちに、いまなにが必要か?
・なぜ内地ではなく沖縄で教員になりたいのか?
・大学を卒業してからすぐに教員にならなかった理由はなぜか?
・先日でた、文部科学省の学校基本調査の結果は知っているか?
・その調査で、沖縄県の不登校児は何人だったか?
・沖縄県の不登校の特徴はなにか?
・最近、印象に残ったニュースは?
・これまでボランティア活動を行ったことはあるか?また、あるならどのような内容か?
など。




〈3日目、概括。〉

〔英会話・面接〕
英語での自己紹介、英会話、面接試験の3つは、同時に行われます。
目安はたしか一人15分だったと思います。
面接官は3人です。
英語での自己紹介は、メモをみながらでも可らしいですが、暗記しているひとがほとんどです。
面接では、毎年8月にだされる文部科学省の学校基本調査の不登校児童・生徒数は必ず聞かれます。
英会話や面接での主要な質問は、あらかじめ提出する「英語自己紹介文」と「自己アピール文」に沿って聞かれることが中心になるので、自分が書いた内容をよく吟味して対策をたてておく必要があるでしょう。
質問をうまく誘導するように、あるいは苦手なことを聞かれないように、あらかじめ「英語事故紹介文」や「自己アピール文」を工夫して書いておくのも手だと思います。


〔水泳〕
30メートルですが、指導書に沿った泳ぎ方が最も重要です。
タイムも計っていますが、速さ以上にフォームの精確さが求められるようです。

〔マット運動〕
マット運動の内容は、昨年よりも大幅に増えました。
倒立前転は、あらかじめ申し出れば補助をつけてもらうことも可能です。(減点はあるかもしれませんが。)
いきなりぶっつけ本番はけっこう大変なので、なるべく工夫して事前に練習しておくと良いでしょう。
倒立前転が苦手な人で、練習場所やマットが確保できないひとでも、壁倒立を毎日練習しておくだけでもかなり違うように思います。

〔縄跳び〕
今年は、昨年までの「跳び箱」と「バスケットボール」が消えました。
その代わり、新設されたのが「なわとび」です。
なわとびの縄は、各自で用意する必要があります。
20秒間ずつ、縄にひっかからずに跳び続けるのはけっこう練習がいります。
しかし、一度コツをつかんでしまえば、二重跳びを20秒ずっと跳び続けることもそんなに難儀せずにできるようになります。
手首の回転と腹筋がコツ…ですかね。


☆おつかれさま。
 試験後は午後5時から深夜までの果てしない飲み会になります♪

  

Posted by よーかい at 23:46Comments(0)

2007年09月03日

平成20年度 教員採用二次試験総括。:2

【第2次試験2日目】

(午前)
・模擬授業

(午後)
・オルガン実技
  「ふじ山」、「もみじ」の2曲から任意の1曲を選択し、弾き歌い。
・リコーダー
  「ふるさと」





〈2日目、概括。〉

〔模擬授業〕
これが、この試験で最もヤマです。
なにせ、配点がもっとも高いのが模擬授業なのです。
すでに日常的に臨任などで教壇に立っているひとならそれほど苦労しないかもしれませんが、普段教壇に立っていないひとならば、かなり大きな難関になるはずです。
模擬授業は、数名で1つのグループになって行われます。
面接官は3人。
教壇からみて向かって右に面接官、正面に横並びに同じグループの受験者という構成になります。
授業を行う受験者以外は、生徒役をやります。
あらかじめ名札を受験者でつくっておいて、名前がわかるようにしておきます。(名字ではなくファーストネームで。)
準備、後かたづけ、授業での発言や質問など、グループ内での協力も採点対象になっているようです。
チョークは1本置かれていますが、なるべくチョークも自分たちで用意した方が良いと聞きました。
教材は、かなり作り込んでおく必要があります。
授業の指導案もかなりきちんと作成する必要があります。
そういったことも含めて、1日目の試験が終わった後は、グループで集まり、夜遅くまで検討会が行われます。

模擬授業の時間は1人10分間。
ここ何年かは「展開」でしたが、今年は「導入」が試験課題でした。
授業のどこから始まってもいいように準備をしておく必要があります。


〔オルガン実技〕
弾き歌い。
簡易伴奏でも可だそうです。
(今年は、難しめの伴奏に挑戦して失敗してしまったなぁ。。)
使用するオルガンでの練習はできません。
今年、自分たちの受験教室のオルガンは、まともに音がでないうえ、調律が狂っていました。
しかも、これまで練習していたキーボードよりもずっと鍵盤が大きかったです。。
そういった諸々のアクシデントを超えられるくらい練習が必要みたいです。

〔リコーダー実技〕
笛は、ただ吹くだけではなく、子どもたちに教えている状況を想定した吹き方が必要になるようです。
音だけでなく、目線や表情も見られているらしいです。  

Posted by よーかい at 23:44Comments(0)

2007年09月03日

平成20年度 教員採用二次試験総括。:1

【二次試験1日目】

(午前)
・YG性格検査
・クレペリン検査
・小論文「いじめと心の教育についてあなたの考えを述べよ」(1200字)
(午後)
・パソコン実技
 EXEL
  1)表作成
  2)AVARAGE関数をつかった計算
  3)IF関数をつかった計算
  4)グラフ(レーダーチャート)作成

☆試験終了後はそれぞれ班ごとに、模擬授業研究。


〈1日目、概括。〉

〔小論文〕
小論文については、多くの人が育英ゼミナールなどで対策講座があるみたいです。(沖縄在住者のみ)
対策講座をもとに、小論文に出そうなキーワードで10パターンくらいあらかじめ完成原稿を作成して、それを暗記している人が多かったです。
一昨年までは、抽象題が中心でしたが、昨年から沖縄の教育問題の現実的課題にどう対応していくか?ということが問われるようになりました。
なお、小論文はあくまで「教師として」の視点で。
「自分ならこういう実践をする」ということは必須だと思います。
逆に、一教師ではできないような観念的な内容は書かない方がいいでしょう。

〔パソコン実技〕
昨年はパワーポイントでしたが、今年はエクセル。
どのソフトの実技になるかは1次試験の会場で通知が貼られるので、メモしておかなければなりません。
今年は「IF関数」を使った表作成というかなり高度な内容がでました。
予想問題は、やはり育英ゼミなどの対策講座で予想問題がでるようなので、試験前の昼休みにでも受験者どうしで情報交換しておくと良いと思います。
(よーかいは、ナイチャーなのですべて独学ですが、このお昼休みの情報交換でかなり助かりました。)
パソコン実技の内容は、あらかじめ家ででそうな部分を、マニュアルなどをみながら操作しておく必要があるでしょう。
  

Posted by よーかい at 23:43Comments(5)

2006年10月17日

得点と順位の通知。

沖縄県の教員採用試験では、得点と順位の通知を届けてくれます。
他県ではそういったサービスはないところが多く、不合格でもどこができなかったのかわからないまま翌年の試験へと至るケースがあるため、これはかなり良心的だと思います。おすまし



改めて不合格だった現実を鼻先につきつけられるのは、正直ちょっと辛くもあります。

それに、総得点と順位を見てみると、2次の3日間の総得点でおそらくあと10点上乗せできていれば、きっと合格圏に入っていたと思います。


だけど、同時に不合格の理由について深く納得もしましたo( ̄ー ̄;)ゞ

【原因】
①思っていたとおり、2次の音楽がひどすぎる。
②得点の最も高い模擬授業での点数が自分の思ったほど伸びなかった。


まず、2次からみていって目に付いたのはこの点でした。
これまでは、
「もしかして、また苦手な面接だったのかなぁ…。今回は自分にしては面接は良かったと思ったのだけど…」
と考えていたのですが、面接はそんなに悪い点ではありませんでした。
これを見て、
ああ、ちゃんと公平にジャッジしているんだぁ…」
と納得しました。


さて、まだまだ本当の原因は別のところにありました。
③1次試験で、合格ラインギリギリで合格している、つか教科はむしろ前年よりできていない。

……"o(-_-;*) ウゥム…

教職教養は前年よりもできていたのですが、合計点はむしろ前年の方がとれていました…(汗)。
その前の年、教科がかなり自信あったのに落ちてしまったことに「どうして?!」とショックだったのでしたが、まあそのあたりはほんのわずかな差だったようです…。。。

だから、今年も1次で落とされていても文句はいえない状態だったのでした。


さらに、2次はそれでも決してひどい点数ではなかったのですが、1次と合わせた総得点で上積みができなかったのです。


落ちている順位もギリギリと思われるあたりなので、2次の総得点であと10点……と考えると悔しい気もしますが、正直、いまの自分にはあれが精一杯でした。

そして、繰り返しになりますが、2次であまり点数のよくなかった科目はあったものの、全体としては2次がそんなにひどかったわけではなく、合格~不合格ギリギリのラインから上積みができなかったことに問題があったのです。


要は、1次でもっと確実に点数をとっておかないといけないということです。パンチ!


まあ、これで来年に向けてやるべきことがちょっとはっきりしたように思います。炎

それに、教師として現場に立ってから課題がわかって馬脚をあらわすよりも、いまのうちに改善できる部分は総ざらいしといた方が良いですものね♪ヾ(=^▽^=)ノ  

Posted by よーかい at 00:46Comments(10)

2006年10月04日

二次災害をふせぐ。



写真は伊良部島の渡口の浜です。


さすがに、不合格がわかったときはショックでしたが、意外とこういうとき、日々の生活の積み重ねがでるんだな、とひとごとのように自分自身の行動を感心してもいました。

晩ご飯を作る気力はなかったため、散財しても良いつもりで、中華料理屋へ。
注文したのはニラレバ定食とビール。
それでお腹いっぱいで、それ以上注文する気はまったく起きませんでした。

散財どころか、しめて1,080円。
野菜もたっぷり。
なんて健全かつ健康的…!

帰ってからはひたすら読書です。
こういうときって、お酒を飲む気も起きないんですね~。

で、寝起きは最悪な気分でしたが、それでも遅刻せずに出勤しています。
多少手抜きはしますが、それでも職場で優先順位の高い仕事ややらなきゃいけないことはちゃんと片付けます。

たぶん、これからもそんなに自暴自棄になるようなことはしないでしょう。


「一人暮らしなのに、よく一人暮らしのひとにあるような崩れたところがないね」
といわれたことがあります。
たぶん、そういう在り方が、武道の「型」のように長年の蓄積で体にしみこんでいるのでしょう。

まあ、こうして文章で吐き出しはしますが…(苦笑)。


ある意味、いまはまだ軽いショック状態で、本当に実感としてつらいのはこれから何週間もたってからかもしれません。

でも、こういうとき、2次災害を起こしてはいけないということは、これまでの経験からわかっています。


こういうときは、身の回りを片付けて、部屋の整理をして、野菜中心の健康的なものを食べて、適度に運動して、いつもよりも早寝早起きの規則正しい生活をすることが、2次災害を起こさない道です。
一人でこもらず、ひとの好意は素直に受け、でもべったり甘えないこと。
それが後悔しないコツです。

そして、崩れた煉瓦をひとつずつ一番下の段から丁寧に積んでいくしかないのです。


あとは、「やりたいこと」よりも、「やるべきこと」をちゃんと消化し、それ以外はぼんやりと怠ける時間を作ることですね。
あまり周りに気をつかわないでいられる時間を持つことですな。

そうすれば、気がつけばいつもの自分に戻っています。
そう、経験が教えてくれます。






※明日以降、しばらくブログの更新はしないかもしれません。
 また、コメントも返せないかもしれません。
 その点はどうかご了承くださいm(_ _)m  

Posted by よーかい at 11:17Comments(6)

2006年10月04日

不合格。

昨日、仕事帰りにチャンバラの練習を終えて帰ってみると、沖縄から2次の合否通知が届いていました。

「やるだけのことはやったんだから…」
と自分を奮い立たせてみると同時に、開封するときは、やっぱりハサミを持つ手が震えました。


結果は……


……不合格でした。



さすがに、全身の血の温度が一気に冷たくなるように感じました。
いすにへたりこんだまま、しばらく動けずにいました。


これで、また一から出直しです。
しかも、全国転勤のあるうちの職場だと、来年の自分はどこにいるんだろう?
いまは職種間異動で、多少余裕があるものの、来年現場に復帰して、何人ものクライアントを抱えたとき、それでも身動きとれるのだろうか?
試験期間中に休みをとることができるのだろうか?

なんだか、いろんなことが頭をよぎりました。


うん…。
たしかに自分なりの全力は尽くしたつもりです。

1次試験は千葉も沖縄も両方合格できていたのですから、そこまでの勉強法なども間違ってはいなかったと思います。

問題があったとすれば2次ですが、細かい失敗はあったものの、3日間の長丁場で、まったくダメだというほどひどい内容ではなかったはずです。


…正直、原因はまだ分析しきれていませんが、だけどきっと、そういった細かい減点の積み重ねが、ちょっとの差(だけど、大きな差)を生んでしまったのでしょう。


もう一度基礎からコツコツとやり直すしかないのでしょう。


しばらくぼんやりして、
それから、昨年よりもちょっとだけ早く来年に向けてスタートしたいと思います。
いつも、追い込まれてからでないと本気で勉強しないクセがあるので、
今度は2次対策も1次対策と併行して進めようと思います。


この道を進むと、自分で選択したのだから。

  

Posted by よーかい at 10:53Comments(15)

2006年09月07日

県外からの受験者の心得(?):4

聞いた話なので、どこまで正確かはわかりませんが、2次試験の配点は、
論作文…100点満点
模擬授業…120点(ときにはそれ以上)満点
面接…100点満点
音楽…各10点満点
体育…各20点満点
という配点なのだそうです。(あとは不明。)

つまり、論作文と模擬授業と面接の配点が非常に高く重要ということです。


論作文や面接に関しては、事前にとにかく自分の考えを書いてまとめておく必要があるでしょう。
本を読むだけや、ぶっつけ本番でできるようなものではありません

模擬授業については、独自の教材作成が大きなポイントになるようです。
みんな、とても気合いを入れて自作教材を作成しています。
また、その授業でなにをポイントにするか、が一目でわかるように、黒板に貼る紙も用意する必要があります。
自作の学習指導案との整合性も考えながら、導入、展開、集結、どこがでてきても大丈夫なように、対策・練習・準備をしておく必要があります。

県外受験者は、ただでさえ荷物が多いのに、自作教材の運搬などで余計に荷物が多くなりますが、それはもう宿命です…ぐすん(爆)。


あ、使わなくなった荷物は、受験が終わった後、郵便局の「ゆうぱっく」でまとめて送ってしまうと、後が楽に行動できる上、料金的にも宅急便よりずっと安いのでオススメですよ~♪d(^。^*)  

Posted by よーかい at 16:48Comments(6)

2006年09月07日

県外からの受験者の心得(?):3

沖縄に受験をして、まず驚くことは、ほぼ全員が『育英ゼミナール』などの教員養成の塾に通っていることです
これは、他県では考えられません。びっくり!

育英で出たあの問題がさぁ…」というような会話が、誰もが「共通語」として試験会場で話題にしていることに、県外からの受験者は驚くと思います。

しかも、そういった塾で、彼らは模擬授業も、模擬面接も、論文対策も、嫌と言うほど叩き込まれているのです!!!


そもそも、県外からの受験者で2次まで進めるひと自体、ほとんどいないようです…ガ-ン(汗)。
(小学校2次受験者で、よーかいは、自分の他に県外からの受験者を誰も見ませんでした。
1次ではけっこうの数、受験しているひとたちがいるはずなのですが…。)


また、他県では2次受験生の平均年齢は23~24歳くらいですが、沖縄では27~29歳くらいの受験者が中心です。
現役や、1度の受験で1次試験を突破できるひとはほぼ皆無に近い状態のようです。
1次の受験が7回、8回は当たり前の世界です。
それも、小学校の臨時採用で現場経験を積みつつ、育英ゼミナールなどに毎日通って猛勉強をしていても、その状態なのです…!がーん(怖っ)


だから、受験のとき、県外から来たひとは、圧倒的に情報量が少ないことを思い知らされます。

けれど、受験当日でもできることはあります。
知らないことは、周りの受験生にどんどん聞いてしまって、試験ギリギリまで状況を改善していくようあきらめないことが肝心みたいです。(^_^;)ヾ  

Posted by よーかい at 16:31Comments(6)

2006年09月07日

県外からの受験者の心得(?):2

沖縄県の教育委員会が出している資料(県の教育方針等)は非常に重要です。

とくに、「夢・にぬふぁ星プラン」という学力向上対策についての指針はしっかりと読み込んで、基本的な内容を覚えておく必要があるでしょう。

また、文部科学省の方針について、ホームページでしっかりと確認しておくことと、中教審答申などの重要答申を確認しておくことも、2次では重要事項です。


2次対策にやらなければならないことはたくさんありますが、細かい情報は捨てても、この「夢・にぬふぁ星プラン」・「文部科学省の方針」・「中教審答申」の3つは、最優先事項です。鉛筆  

Posted by よーかい at 16:17Comments(0)

2006年09月07日

県外からの受験者の心得(?):1

1次試験には、沖縄ローカル問題が大量に出ますが、2次でも沖縄の教育問題については面接で聞かれたり、論作文で記述が必要になってくるなどの場面がでてきます。鍵

だから、なるべく普段からインターネットなどで「琉球新報」と「沖縄タイムス」の2紙はチェックしておく必要があります。


また、面接では、毎年8月に発表される沖縄県の不登校児童者数とその原因についての調査結果についての質問が頻出です。
これは必ず暗記しておく必要があるでしょう。

また、2次では、沖縄の教育問題に関する過去の新聞記事についても、なるべくネット等で調べていくことが大切になってきます。


「沖縄県」の教員採用試験なので、「沖縄の」教育問題に適切に対応できる教師がもとめられるのです。花笠  

Posted by よーかい at 16:07Comments(0)

2006年09月06日

二次試験・3日目。

日時:8月23日(水)
場所:那覇高校


午前:

○英会話
○個人面接


※事前に英語での自己紹介文と、日本語での自己アピール文を提出。
※まず英語で自己紹介。提出した文章は丸暗記しなければならないです。
そして、それに沿って英語で質問がいくつか来ます。

よーかいの場合
【英会話での質問】
・緊張しているか?
・旅が好きなのか?
・これまで行った中で一番良かった国は?
・その理由は?
・その国ではどのような食べ物が一番おいしかったか?
・沖縄民謡が好きだということだが、一番好きなのは何か?

などでした。
(ちょっと微妙にずれた回答をしてしまったものもあったかも…汗)

【面接での質問】
・どうして教師になろうと思ったのか。
・あなたが教師に向いているとアピールできる点を3つ挙げてください。
・最近のニュースで印象に残っているニュースは?
→よーかいは、3日くらい前に出た、中教審答申での、小学校国語で古典・漢文必修化についてを答えました。
・そのニュースについてどう思うか。意見を言ってください。
・今年度の不登校児童生徒についての数がでたが、そのニュースは新聞で読んだか?
・何人いたか答えよ。

などでした。
(他にも質問がありましたが、思い出せないです…汗)


午後:
体育

○水泳
※クロールまたは平泳ぎで30m(ターンを含む。)

○マット運動
※倒立前転→側転→開脚後転
(点数は少し引かれるようですが、補助ありでも良いみたいでした。)

○跳び箱
※台上前転

○バスケットボール
※バウンドパス×3→両手を使ってコーンをジグザグに縫ってドリブル→ランニングシュート
(シュートが入るかどうかも点数に関わると試験管から明確に通達がありました。)


以上です。
おつかれさま。。。


この後、5時から受験者20人ほどで、果てしない打ち上げ飲み会へと突入していったのでした。。。(^_^;)  

Posted by よーかい at 17:28Comments(4)

2006年09月06日

二次試験・2日目。

日時:8月22日(火)
場所:那覇高校

(朝は3日間とも8時半に集合。)

午前:
○模擬授業
※6人一組のグループで試験の教室に呼ばれます。
試験管は3人。授業の指導案をそれぞれに提出して、自己紹介をします。
授業を行う者以外は、生徒役です。生徒役の発言や態度も評価の対象になっています。
今年は「展開」からの授業でした。
まず導入の内容を試験管に簡単に説明します。
その後、「始めます」と宣言し、一人10分間です。
※「この時間の授業のねらい」はみんな黒板に貼ることができる形で用意していました。
※教材は、自作のものをそれぞれがものすごく工夫して作成していました。
よーかいは、事前に「作り込みすぎたかな?」と思っていたのですが、周りの人たちの方がもっとたくさん自作教材を作り込んでいたくらいでした…(汗)。
※模擬授業は、2次試験では、最も配点が高いらしいです。


午後:
音楽(グループによって、オルガンとリコーダーの順番は異なります。)
○オルガン演奏
※「春が来た」または「とんび」を伴奏して弾き歌いです。

○リコーダー
※「富士山」を吹きます。速度は各自に任されますが、緊張のせいかだいぶペースが速いひとが多いように見えました。
少しゆっくりめなくらいでちょうど良いと思います。


よーかいは、オルガン演奏で大失敗…(×△×;;;
笛も、いつもなら出る低い「ド」の音がスカッと抜けてしまいました…ヤバヤバ。。。(冷汗)

前日の寝不足で待っている間、にーぶいかーぶい。
受験番号を呼ばれたとき、周りの受験者が教えてくれなかったら、寝過ごしてあやうく受けることができないところでした…(爆)。  

Posted by よーかい at 17:05Comments(0)

2006年09月06日

二次試験・1日目。

ちょっと間が空いてしまいましたが、2次試験の総括を行いたいと思います…(^。^;)

1日目:8月21日(月)
    場所:IT教育センター(コザ)


試験科目
午前:

○適性検査1(Y-G性格検査)
※アンケートみたいなものです。一般的な質問紙法の心理検査です。

○適性検査2(クレッペリン)
※足し算を延々と行い、正確さや安定性などをみる検査です。
 疲れます…(汗)。

○論作文(1200字)
「深夜はいかいについて、あなたは教師としてどう対応するか?」
※昨年までは「個」や「心」など一文字の問題が沖縄県の特徴だったため、突然の課題変更に、多くの受験生がパニックに陥っているように見えました。
※よーかいは、主に予防的観点から論文を書きました。
また、深夜はいかいなどの「遊び型非行」が沖縄県では多く、それが不登校の原因につながっているという時事的観点も書きました。
ただ、直接に深夜はいかいの現場に遭遇したとき、教師としてどう子どもに正対するかにはあまり触れなかったので、そのあたりがどう評価されるか、ですな。。。(^_^;)

~お昼休み~
○翌日の模擬授業のグループ分けや、実技試験の順番等が発表されます。
模擬授業のグループで集まって、打ち合わせになるので、休む時間はありません。。。

午後:
(グループによって早かったり待ったりと試験時間に差がでます。)
○パワーポイントによるスライド作成(WindowsXP,PowerPoint2003)
※フロッピーディスクを渡され、それに保存します。
インターネットのサイトから画像を引っ張ってきて貼り付け、サイズ変更などをおこなったり、オートシェイプやワードアートが使用できるかなどを見られます。
○著作権法について
※選択式で、「著作権法で合法なもの」を2つ選んで、パワーポイントのオートシェイプの中に記載します。
学校現場で使う資料などについて著作権法でどうなっているかを事前に押さえておく必要があります。


1日目は、とりあえずこれで終了です…。

このあと、よーかいの所属する、翌日模擬授業で一緒になるグループは、琉球大学へ行き、夜の10時過ぎまで研究授業を行ったのでした。。。
那覇の宿に着いたのは、もう11時近い時間で、それから教材の修正などを行ったので、眠る時間はあまりありませんでした…(^▽^;)  

Posted by よーかい at 16:47Comments(2)