2006年07月13日

学級集団 (2)

ギャングエイジ
 少数の同性でつくる排他性の強い徒党集団を形成する小学校中学年くらいからの時期を指す。


ソシオメトリック・テスト
 集団の構成員間の感情的な流れを調査し、選択・排斥の関係を調査する。
 多くの人に選択されるスター、逆に拒否される排斥児、誰からも選択されない孤立児がいる。
 モレノが考案した。


ソシオマトリックス
 ソシオメトリック・テストの結果を基に作られるで、集団の構造や人間関係を示したもの。
 で示したものはソシオグラムという。


ゲス・フー・テスト
 行動傾向や人格特性などを具体的に述べた質問紙を示し、集団内で当てはまる構成員を記入させる方法。
 個人の特性や他者からどのように認知されているのかを知ることができる。


グループ・ダイナミックス
 集団およびその構成員の行動に関する基本的な性質、一般的な法則を明らかにしようとする社会科学。
 レヴィンが創始した。


リーダーシップ
 民主型・放任型・専制型の分類:リピットホワイト  

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2006年07月13日

学級集団 (1)

学級集団の発達

 孤立探索期…集団の構成員(子ども)の間での結び付きは見られず、教師中心の人間関係。

 水平的分化期…席が近いなどの外的な要因による仲間ができ始める。
            集団内での地位は皆同じ。

 垂直的分化期…複数の仲間集団が共存し、教師対集団という関係ができる。
            集団内では、優秀なタイプと服従的なタイプへの分化が見られる。

 部分集団形成期…仲間集団がリーダーを中心としたいくつかの小集団に再編成される。

 集団統合期…部分集団が階層的に統合され、教師も含めて学級がまとまりを形成する。



準拠集団
 個人の意見・判断などの拠り所となる、あるいは判断の基準を提供する集団。
 興味や価値観などに影響を受ける集団であり、その個人が所属している集団とは必ずしも一致しない。  

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2006年07月13日

知能・知能検査

知能の構造
 スピアマン二因子説(共通因子と特殊因子)、サーストン多因子説(言語、空間、数など7つの因子)、ギルフォード立体構造モデル(立体的に配置された120個の因子)などがある。


ウェクスラー式知能検査
 ウェクスラーが開発した個別式知能検査。
 3種類の知能指数(言語性IQ、動作性IQ、全体IQ)が分かる。
 幼児用のWPPSI、児童用のWISC、成人用のWAISがある。


ビネー式知能検査
 ビネーがシモンと共に考案した世界最初の個別式知能検査。
 幼児・児童の一般知能の測定に使用され、精神年齢や知能指数が算出されるようになっている。


K-ABC
 カウフマン夫妻が開発した個別式知能検査。
 同時処理または経時処理の情報処理様式と習得度の2面から知能水準を調べる。


集団知能検査
 言語性の問題のみで構成されているA(α)式、図形などで構成された非言語性の検査をB(β)式という。
 アメリカ陸軍式知能検査が始まりとなっている。  

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2006年07月13日

学習・記憶 (3)

学習の転移
 正の転移…前に行った学習が、後の学習を促進すること。
 負の転移…前に行った学習が、その後の学習の習得の障害となること。


学習曲線
 課題の練習回数と学習成果を図示したもの。
 学習開始直後は順調に上昇を示すが、途中で一時的に停滞することがある。
 これをプラトー(高原現象)と呼ぶ。


忘却曲線
 記憶したものが時間の経過に応じて忘れられていく度合いを図示したもの。
 エビングハウスが示した。


系列位置曲線
 記憶の再生率と記憶したものの順番を図示したもの。
 次の2つの効果をまとめて系列位置効果と呼ぶ。
 
 初頭効果…最初の方に覚えたものの方をよく思い出せる現象。

 新近性効果…最後の方に覚えたものの方をよく思い出せる現象。


レミネセンス…記憶した直後よりも、少し時間が経過した後の方が記憶したことを思い出せる例外的な現象。  

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2006年07月13日

学習・記憶 (2)

洞察説
 問題解決場面において、さまざまな情報を統合して一気に解決する理論。
 チンパンジーを用いた実験でケーラーが提唱した。


効果の法則
 刺激と反応の結果が満足をもたらす場合はその結び付きが強められ、不満足である場合は弱められるとする原理。
 ソーンダイクが提唱した。


アルゴリズム
 問題解決において、従えば自動的に正答に達するような一連の手続きのこと。


ヒューリスティックス
 必ずしも成功するとは限らないが、うまくいけば時間や手間を省略して解決するような手順のこと。


適正処遇交互作用
 優れた学習法であってもすべての学習者に適しているわけではなく、学習効果を上げるためには、個々の学習者に適した方法を採用すべきだとする考え。
 クロンバックが提唱した。


レディネス
 新規に学習を開始するに当たって、その達成に必要な発達的・心理的な条件が学習者に備わっているかどうかを示す概念。  

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2006年07月13日

学習・記憶 (1)

連合理論(S-R説)
 刺激と反応の結び付きを理解するために、何度も同じ経験を繰り返して学習させる理論。

※古典的条件づけ、オペラント条件づけ、試行錯誤説、条件反応説


認知理論(S-S説)
 1回の経験で、特定のサインとその意味を理解し、行動が変容する(学習が成立する)という理論。

※場理論、サイン・ゲシュタルト説、洞察説、認知的構造論


オペラント条件づけ
 自発的な反応に対して強化子を与えることで、その反応を促進する。
 ネズミを用いた実験で、スキナーが提唱した。
 彼はこの理論からプログラム学習を考案した。


古典的条件づけ
 特定の刺激によって、ある反応が誘発されること。
 イヌを用いた実験で、パブロフが提唱した。


場理論
 学習とは、認知的な世界が未分化の状態から高度に分化し、個々の事象が新しく結び付きを持つと考える理論。
 レヴィンが提唱した認知理論の一つ。  

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2006年07月13日

発達・発達理論 (4)

発達の最近接領域
 ヴィゴツキーは、子どもの知的発達を、自力で問題解決が可能な現在の発達水準と他者からの援助により問題解決が可能になる発達水準の2つに分けて考えた。
 発達の最近接領域とは、この2つの水準の間の領域を指す。


遺伝説(生得説)
 ゲゼルによる、発達は遺伝によって規定されるとする理論。


環境説
 ワトソンが唱えた、発達は経験(環境)が大きく影響しているとする理論。


輻輳説
 シュテルンが唱えた、発達は遺伝要因と環境要因が加算された結果であるとする理論。


発達加速現象
 世代が進むにつれて、人間の身体的発達が促進されていく現象。
 身長、体重などの量的変化が速まることを成長加速現象、初潮、精通などの質的変化が速まることを成熟前傾現象という。


ホスピタリズム
 不健康、抑鬱傾向などの心身的な発達の障害。
 初期の成育過程に病院や施設などにおり、情愛ある養育行動を受ける回数が極端に少ない場合に見られるとされる。
 ボウルビーが指摘した。  

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2006年07月12日

発達・発達理論 (4)

道徳性の発達
 コールバーグの道徳性…前道徳的水準、慣習的な社会的役割に従う水準、自律的水準(道徳的原則による判断の水準)の3つの水準をそれぞれ2段階に分けた3水準6段階の発達過程。

 ピアジェ…結果的道徳判断(損害の多少など目にみえるもので是非を判断する) →動機論的道徳判断(行為者のねらいなどを推測して判断する)


社会性の発達
 幼児期…第1次反抗期(自我意識の芽生え)、自己中心性

 児童期
  前期…友人関係は、通学路が同じであることや座席の近さなどの外的要因で成立。

  後期…抽象的な要因により徒党集団が形成される。
       この世代をギャングエイジという。

 青年期
  前期…第2次反抗期(自我の確立)
  
  中期…心理的離乳、疾風怒濤

  後期…落ち着きを取り戻す。
       自我同一性が確立される。  

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2006年07月12日

発達・発達理論 (2)

エリクソンの発達段階
 エリクソンは、人生を8つの発達段階に分け、各段階で達成すべき心理社会的危機(分岐点)があるとした。

8つの発達段階
 幼児期 → 早期児童期 → 遊戯期 → 学齢期 → 青年期 → 初期成人期 → 成人期 → 成熟期


同一性対同一性拡散
 エリクソンが唱えた青年期の心理社会的危機。
 自分としての主体性を貫いていく自我のはたらきである自我同一性アイデンティティ)が固まると、自己の方向性と自信が明確になる。


ハヴィガーストの発達課題
 ハヴィガーストは、社会的に健全で幸福な発達を遂げるために、人間の発達段階にはそれぞれに解決しておくべき心理社会的な課題があるとした。

乳幼児期…歩行、話すこと、排泄、良心の発達など

児童期…読み・書き・計算の基礎的能力、友達関係など

青年期…親やほかの大人からの心理的独立など  

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2006年07月12日

発達・発達理論 (1)

ピアジェの認知発達段階
 物の見方やとらえ方の枠組み(シェマ)が変容していく過程が認知発達であるとし、その過程を次の4つの段階で示した。

感覚運動期…0~2歳/反射的な行動を基礎に適応行動を身に付ける。

前操作期…2~7,8歳/アニミズム、人工論、実念論などの幼児特有の世界観。
         自己中心的

具体的操作期…7,8~11,12歳/脱中心化がなされる。
            保存概念が獲得される。

形式的操作期…11,12~15歳/抽象的推論仮説演繹が可能になる。



フロイトの発達段階
 フロイトは、性的欲求であるリビドーが向けられるところに着目し、発達段階を次の5つに分けた。
 心理・性的発達段階ともいわれる。

 口唇期 → 肛門期 → 男根期 → 潜伏期 → 性器期  

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2006年07月12日

欲求・動機づけ (2)

自己効力感
 自らが行動の主体であり、その行動を自らがしっかりと統制しているという信念を指す。
 バンデューラは、自らの行動が発達や学習の過程における活動を推進させることにつながることで、その後の結果を予測し、適切な目標設定ができると考えた。


原因帰属
 自分や他人の行為が成功を導いたり、失敗を引き起こしたりした場合、その原因を推論する過程。
 帰属の結果が、その後の動機づけ、感情、行動に及ぼす影響も考慮している。


機能的自律
 最初は外発的動機づけによって維持されていた行動が、行為者の知的好奇心や興味などに基づく自律的なものへ変化すること。


アンダーマイニング現象
 内発的動機づけにより維持されていた行動に、報酬や罰を導入することで、報酬の獲得や罰の回避に行動の力点が置かれるようになること。


ヤンキース・ドットソンの法則
 学習活動に対する動機づけは適切なレベルにあることが必要であるとする理論。
 外発的動機づけに関連している。  

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2006年07月12日

欲求・動機づけ (1)

欲求の階層構造説
 マズローの説で、欲求は最も低次なものから最も高次なものまで5つの階層を成しており、下層の欲求が満たされるとより高次のものに向かうとする。
 下から、
 生理的欲求 → 安全の欲求 → 所属と愛情の欲求 → 自尊と承認の欲求 → 自己実現の欲求


内発的動機づけ
 学習の内容に対する知的好奇心興味成就欲求に訴えるなどして学習者の内部から行動する気を起こさせる動機づけ。


外発的動機づけ
 報酬、賞罰、叱責を与えたり、競争させたりするなど学習の内容とはかかわりのないことで意欲を喚起する動機づけ。


達成動機
 障害を克服して、可能な限り優れた水準で、速やかに課題を達成しようとする動機づけ。
 達成動機が高い人は、個人的責任の受容、適度な困難への挑戦などの特性を持つとされる。


親和動機
 他人と友好的な関係を成立させ、維持しようとする動機づけ。
 電話をかけたり、手紙を書いたり、他人に承認を求めようとしたりするなどの行動がよく見られる。  

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