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2006年08月18日

文部科学省「確かな学力」について:12

○なぜ学習指導要領を一部改正したのか。また、学習指導要領の一部改正はどのような内容か。


現在の「学習指導要領」については、各学校や教育委員会の熱心な取組で、そのねらいの実現に向けた取組が一定の成果を上げている。
しかし一方で、一部の学校では、創意工夫が十分行われずに指導に必要な時間が確保されていなかったり、総合的な学習の時間で体験活動に偏っているなど、「学習指導要領」のねらいを十分に踏まえた指導がなされていない事例も見られる。

そこで、「学習指導要領」のねらいの更なる定着を進め、その一層の実現を図るために、平成15年10月に出された中央教育審議会の答申を踏まえ、平成15年12月に現在の「学習指導要領」を一部改正した。

今回の一部改正は、現在の「学習指導要領」の記述をより分かりやすい形に改めることにより、その趣旨の理解をこれまで以上に浸透しようとするもの。
そのポイントは以下のとおり。

①各学校で学習指導要領に示している内容を確実な定着を図るための指導を行った上で、子どもの実態に応じて、必要に応じ、学習指導要領に示されていない内容を指導することができる性格(「学習指導要領の基準性」)をより明確化する。

②「総合的な学習の時間」の活動をそれぞれの教科と関連付け、各学校ごとに目標や内容を示す全体計画を作成する。

③習熟度別指導や補充・発展学習を取り入れた指導など、「個に応じた指導」を柔軟かつ多様に導入する。

④各学校で指導に必要な時間をきちんと確保する。

これにより、各学校で創意工夫を生かした取組が一層進み、「わかる授業」が行われることにより、子どもたちに「確かな学力」を育むことを期待している。


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