2010年11月16日
小学教員養成のカリキュラム策定=東京
東京都教育委員会は、都の求める資質や能力を備えた小学校教員を養成するため、独自のカリキュラムを策定した。
カリキュラムには、都の小学校教員に最低限必要な資質や能力を示したほか、教育実習への大学の関与を実習校が評価する方法を盛り込むなど、大学に小学校教員養成課程の改善を求める内容。
都教委はカリキュラムを大学に示し、来年度からの活用を促す。
カリキュラムは、学部段階で習得する資質や能力を、学習指導や学級経営といった観点で整理。
具体的には、教材研究や授業改善、生活指導、保護者・地域住民との連携などを取り上げており、大学4年間での達成目標も明示した。
教育実習では、実習校との事前の打ち合わせや実習中の学生への指導について、大学側の取り組みを5段階評価する方法を提案。
各大学で質に差がある実習生個人の成績評価票も、都教委が求める能力や資質を分析できる評価票の例を示した。
都教委は今後、カリキュラムの積極的な活用を大学に促すため、採用選考をカリキュラムの内容が身に付いているか検証できる内容に見直す。
学生向けには、カリキュラムの内容を分かりやすく示したハンドブックを作製し、配布する。
都はベテラン教員の大量退職に伴い、新人教員の採用規模が拡大している。
都教委は6月から7月にかけて大学30校を訪問し、授業参観するなどして小学校教員養成課程の課題を検証。
その結果、
▽大学が養成したい教師像が分かりにくい
▽実習校と大学が連携した教育実習が行われていない
―といった課題が明らかになった。
(2010年11月02日 時事通信)
カリキュラムには、都の小学校教員に最低限必要な資質や能力を示したほか、教育実習への大学の関与を実習校が評価する方法を盛り込むなど、大学に小学校教員養成課程の改善を求める内容。
都教委はカリキュラムを大学に示し、来年度からの活用を促す。
カリキュラムは、学部段階で習得する資質や能力を、学習指導や学級経営といった観点で整理。
具体的には、教材研究や授業改善、生活指導、保護者・地域住民との連携などを取り上げており、大学4年間での達成目標も明示した。
教育実習では、実習校との事前の打ち合わせや実習中の学生への指導について、大学側の取り組みを5段階評価する方法を提案。
各大学で質に差がある実習生個人の成績評価票も、都教委が求める能力や資質を分析できる評価票の例を示した。
都教委は今後、カリキュラムの積極的な活用を大学に促すため、採用選考をカリキュラムの内容が身に付いているか検証できる内容に見直す。
学生向けには、カリキュラムの内容を分かりやすく示したハンドブックを作製し、配布する。
都はベテラン教員の大量退職に伴い、新人教員の採用規模が拡大している。
都教委は6月から7月にかけて大学30校を訪問し、授業参観するなどして小学校教員養成課程の課題を検証。
その結果、
▽大学が養成したい教師像が分かりにくい
▽実習校と大学が連携した教育実習が行われていない
―といった課題が明らかになった。
(2010年11月02日 時事通信)
Posted by よーかい at 18:35│Comments(0)
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