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2008年11月28日

洞穴から石棺墓/県内で初出土/南城市玉城の武芸洞

洞穴から石棺墓/県内で初出土/南城市玉城の武芸洞
県内で初めて洞穴内で発見された石棺墓=27日午後、南城市・玉泉洞内の武芸洞


2000年以前の人骨2体

南城市玉城の武芸洞で、縄文時代晩期から弥生並行時代(約二千九百年前から二千年前)のものとみられる箱式石棺墓が二十七日までに出土した。
大人と子どもとみられる人骨がそれぞれ一体見つかった。
同式の墓は県内で十基以上確認されているが、洞穴内では初めて。
港川人の居住跡の発見に向け調査を続けている県立博物館・美術館が同日、公開した。


武芸洞は、おきなわワールド敷地内にあり、発見された墓は洞穴入り口近く。
琉球石灰岩が縦二メートル余、横約八十センチの大きさで並べられた中に、大人の人骨が確認された。


洞穴の別の場所では、崖葬墓から四体以上の人骨が出土。
爪形文土器を含む土器片約四十点、貝殻、イノシシの骨、炉跡も発掘した。
南部地域で爪形文土器が出たのは初。


武芸洞は東西にそれぞれ入り口があり、長さ約二十五メートル。
内部は約七百平方メートルの広さ。
くぼ地に位置し、雨や風が入りにくく、住居に適していたとみられる。


現場を確認した知念勇さん(恩納村博物館長)は
「洞穴内での発見はたいへん興味深い。港川フィッシャー遺跡から近いので、今後の調査で港川人の居住跡が見つかることを期待したい」
と話した。


箱式石棺墓は九州一帯で多く確認されている。


同社は二十九、三十の両日、小中学生対象の無料見学会を予定している。



(2008年11月28日 沖縄タイムス)


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