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2010年06月14日

ロシアン餃子。

もうすぐ、本格的な夏が来ますね。


夏といえば、さまざまなイベントがありますが、よーかいは大学時代に県立の青少年キャンプ場で過ごした4年間が一番印象に残っています。

そのキャンプ場は泊まり込みのアルバイトだったのです。
古い建物に、管理棟の狭い部屋では男だけの雑魚寝です。

かなり体育会系なノリで、とくにバイト同士の悪ふざけといったら、もう言語を絶するほどのものが枚挙にいとまがないほど次から次にでてくるのでした。


例えば、初日。
シャワールームで髪をシャンプーしていたら、上から大量のネズミ花火(もちろん着火済み)が落ちてきました…( ̄ω ̄;)
足下でシュルシュルと渦巻いて、爆発していきました。。

先輩達がキャンプファイヤーのやり方の見本を見せるというので集まると、出てきた「火の神」は、全身ボディペインティングをした全裸で、なぜか両胸には蚊取り線香のうずまき、そして局部はひもでくくった紙コップ1個という姿でした。


「……と、とんでもないところに来てしまった。。。∑( ̄□ ̄;)ハウッ」


一度山の上にあるキャンプ場に入ったら何日間かはカンヅメですが、初日からそんな調子でしたから、生きて下山できるのかすごく不安だったものです。



ところで、お盆になると、毎年OBがたくさんやってきました。
そして、OBは必ず餃子を作るのです。

ロシアン餃子。

この餃子を作る権利はOBだけに許された特権なのです。
その名も、「ロシアン餃子」。


や、ロシアの餃子ではありません。
あくまで形式上は一般的な手作り焼き餃子です。


では、なぜ「ロシアン」なのでしょうか?


もうお気づきの読者諸賢もいらっしゃるでしょうが、ロシアンルーレットから来ているのです。

つまり、中に何が入っているのかはわからないのです( ̄ω ̄;)


一応、半分程度はちゃんと真面目に作った餃子です。
それは、とても美味しいです。

けれども、残り半分はとんでもないのです。

そして、一度箸をつけたら、泣こうがわめこうが絶対に食べないといけないルールなのです。


例えば、中身が全部わさび。
あるいはカラシ。
あるいはトウバンジャン。

焼いた後でも、皮をすかして緑、黄、赤とまるで信号みたいにカラフルです。
自然界では、毒をもった生き物は体のカラーリングが派手になりますが、この餃子もそんな感じです。

けれども、ロシアン餃子の恐ろしいところは、じゃんけんをしてでも、最後の1個まで食べ尽くさなくてはいけないということなのです。
つまり、必ずだれかが当たります。


もちろん、キワモノだけでなく、中身がチーズだったり、スナック菓子だったり、わりと美味しく食べられるものもあります。
餃子から黒いのが透けていたので皆が怖れていたら、実は中身はチョコレートだったという安全なものもありました。
一方、同じように黒くて、チョコレートだと思って取ったら、中身は麦茶の茶葉だったこともありました。(もはやまともな食品ではありません。)


まあだけど、ここまではまだ通常の「食品」の範囲に入ります。

けれども、ロシアン餃子の作成中に、カミキリムシが飛んできたことがありました。

それを見た先輩方は、
「カミキリムシは食べられる虫だからセーフだよな」
と、ニヤリと腹黒くほくそ笑んだそうです。

ロシアン餃子。

そして、でてきた餃子には、ひとつだけ、
触角のようなものが突き出ている餃子がありました。
(いえ、触角そのものです。)


や、たしかに『もぐもぐ昆虫食ランド』というインターネットサイトでも、“日本で食べられている昆虫”のコーナーにカミキリムシはあります。
そのあたりは百歩譲ってよしとしましょう。

実際、一昔前は、日本の農村で子供のおやつとして親しまれていたそうです。

なお、カミキリムシは種類が豊富でのような味わいを持っていることから、昆虫コレクターにも昆虫食愛好者からも高い人気を誇っているのだとか。
さ、鯖ですか…!∑( ̄□ ̄;)ハウッ


でも、フツー食べる場合は(って、フツーは食べませんけど)、カミキリムシをしばらく絶食させて腸内洗浄を行っておくのです。
それをしていないってことは、腸内のものがそのまんまはいっているわけで…。
さらに、「正しい食べ方」はネットで調べたところでは、『取った翅をスプーン代わりにして身を掬い取るのが正しい食べ方』だそうなわけで…。
(このあたり、BGMは「北の国から」のルールールルルルルールーってやつを脳内でオンエアしてください。)


けれども、最後に残った「それ」を、場のプレッシャーに耐えられずに口に放り込んだ勇者がいました。
よく噛んで味わったあと、一言。
「意外とイケるよ」



……さすがに、よーかいにはそこまではできませんでした。
己の保身とチキンさを呪ったものです。





夏が来るたびに、毎年思い出すのです。orz


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そういえば。(2011-09-04 03:00)


Posted by よーかい at 02:19│Comments(2)一日の雑感。
この記事へのコメント
それを食べた人って、きっと、イモトアヤコばりの珍獣ハンターになれるね!


私はなれたとしてもなりたくないけどさ!

…しかもこれ、ゴマダラカミキリだし。
よくいたわ…家の庭に…害虫なのよ…
Posted by さわ at 2010年06月18日 06:20
>さわさん

こんばんは。
コメントどうもありがとうです♪


>それを食べた人って、きっと、イモトアヤコばりの珍獣ハンターになれるね!

あのキャンプ場に勤めていると、だんだん下界の「非日常」や「非常識」が「日常」や「常識」にすり替わっていくのです。
キャンプ場のアルバイトを終えると、毎年その後1ヶ月以上、友人たちから
「なんか、夏休み明けからテンション変だよ?」
と言われたものです……(; ̄∀ ̄A


ちょっと、ここに書いていいのかどうか……という禁断のネタが山ほどありますです。

ま、そろそろ時効だからいいかな?(笑)
そのうち書くかもしれません。


あ、そういえば、イモトアヤコって、極太眉毛メイクを落とすとけっこう美人らしいですよ?


>…しかもこれ、ゴマダラカミキリだし。
>よくいたわ…家の庭に…害虫なのよ…

カミキリムシの種類まで言い当てられるとは、なかなかの「通」ですよ?
案外、イモトアヤコ以上だったりして( ̄m ̄*)ぷ(笑)
Posted by よーかいよーかい at 2010年06月19日 02:52
 
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