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2009年03月13日

日向小次郎と沖縄サッカー!(ブログ第1007日目、雑感。)

いよいよ3月15日には、JFLも開幕します!ヽ(≧▽≦)ノ

JFLは日本の3部に相当するリーグです。
けれど侮る事なかれ。

たしかにプレーに「ツッコミどころ」は満載なのですが(←この時点ですでに侮っていませんか?)、少なくとも(いろんな意味で)入場料に見合うだけのサッカーを見せてくれます!

や、実際個性的なチームが多くて面白いリーグなのです。
今週の「週間サッカーダイジェスト」もJFLの開幕に合わせてJFLの選手名鑑が付録で付いていますよ♪


さて、皆さんはFC琉球というサッカーチームをご存知ですか?

これもなかなか個性的なJFLのチームなのです。


チームカラーはベンガラ色
ちなみにベンガラ色の別名は、「琉球血赤」。

もうこれだけで「誰も知らない世界」(スピードの向こう側)へ飛ばされた感じですが、要は深みのある暗赤色です。
伝統ある琉球文化を継承し、あつく燃える闘争心を表しているとのことです。
ベンガラ色の 『赤』 は 『彩色古墳』 など古くから使われ、その歴史は古く、首里城にも 『ベンガラ』 が使われているそうです。

そして、チームエンブレムには「あ・うん」で向き合った2匹のシーサーが配置されています。

日向小次郎と沖縄サッカー!(ブログ第1007日目、雑感。)

さらに特筆すべきことは、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が総監督をしているということです!
(実際に指揮をする監督は別ですが、トルシエ氏もたいていベンチ入りして熱く指示を出しています。)

トルシエ氏は、日本代表を2002年ワールドカップベスト16に導いた後、フランス一部リーグのの名門マルセイユやモロッコ代表監督を勤めてきました。
その後も、「代表監督」への野望は強く、中国代表やらオーストラリア監督などに就任するのではないかと言われていました。

それが、昨年突然のFC琉球総監督就任なのです!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
いったい、どのような心境の変化があったのでしょうか?

赤鬼」の異名を持っているだけに、「鬼の霍乱」というやつでしょうか?!


トルシエ効果で、昨季はフランスから選手を何人も連れてきたり、かつて日本代表で流行らせた「フラット3」を採用したりしました。

しかし、結果は下位に沈むことに……。


その原因は、昨季のラビエ監督曰く、
「JFLレベルの選手にフラット3は高度すぎた」
とのこと。


……つか、
気付いたなら、もっと早く修正しなさいってばさ。。( ̄ω ̄;)



かつて沖縄は、長年「サッカー不毛の地」と呼ばれていました。
しかし、現在では元日本代表でヴィッセル神戸の我那覇和樹選手、昨季日本人得点王ランキング第2位のFC東京の赤嶺真吾選手、コンサドーレ札幌キャプテンの上里一将選手、同じくコンサドーレに今季沖縄大学から新加入した上原慎也選手、鹿島アントラーズの當間建文選手…など続々とJリーガーを輩出するほどレベルが上がってきています。


ところで、沖縄でサッカーといえば、どうしても外せない人物がいます。
それは、大空翼の最大のライバルであり、ワールドJr.ユース日本代表以降は最も心強いチームメートである日向小次郎(以下「小次郎」)です!

日向小次郎と沖縄サッカー!(ブログ第1007日目、雑感。)

ええ、漫画『キャプテン翼』(以下「翼」)の話なんですけどね…。

けれど、漫画とあなどるべからず!
今の"本物の"日本代表黄金世代の多くは、「翼」がきっかけでサッカーを始めたことを明言しています。

例えば中田英寿氏(旅人さん)は小学校時代、翼の真似をしてオーバーヘッドキックを毎日練習して身につけました。
さらに、イタリアセリエAの強豪ACミランのエースストライカー、フィリッポ・インザーギの愛読書としても知られています。
また、同じくACミラン所属でイタリア代表のガットゥーゾ選手は、幼少時にファンキーガッツマン石崎選手のファンだったことを公言してもいるのです!
もしかしたら、いつかガットゥーゾ選手の「顔面ブロック」を観ることができる日もそう遠くないのかもしれません…!(いや、ない。)

つまり、「翼」を読めばサッカーの未来がわかると言っても過言ではないのです!(過言)

そんな歴史的名作「キャプテン翼」では日向小次郎は沖縄ととても深い関わりをもっていたのです!

小次郎のポジションはフォワード。
直線的で力強いドリブルと、強烈(すぎる)シュート力が特徴的で「猛虎」と形容されます。

小次郎の沖縄との関わりは、中学校時代から始まります。
中学最後の全国大会を前に、小次郎は「なんとしても翼に勝ちたい」と小学校時代の師匠、吉良監督の元を訪ねます。
吉良監督は、小次郎の小学校卒業後、沖縄の子ども達にサッカーを教えていたのです。

そこで、とんでもない特訓が始まります。
それは、
"台風で荒れ狂う海に向かって、ボールを蹴り続けること"
でした。
下手すりゃ(下手しなくても普通は)遭難です。

沖縄の台風のものすごさを舐めてやいませんか?o( ̄ー ̄;)ゞううむ

なにしろ、沖縄の台風は、車くらいの石を軽々と陸地何十メートルという場所まで海中から吹き飛ばしてしまうほどの威力なんですから…。

まだ中坊のガキに向かって、「死ね」と言っているようなものですよ、吉良監督?
もしものことがあったら誰が責任とるんですか?!( ̄□ ̄;)アガッ

ちなみに連載中断までの『キャプテン翼GOLDEN-23 (オリンピック篇)』では、小次郎の師匠である吉良監督が日本代表監督に就任しました。
“サッカー不毛の地と言われた沖縄にサッカー文化を根付かせた功労者”
というのが、その監督選出理由なのだそうな。

……一歩間違えたら、中坊を台風の海に放り出した「殺人者」だったというのに。。(ぼそっ)


ともかくも、小次郎は、愚直にも吉良監督の指示を守って荒れ狂う海に向かって蹴り続けます。
高波にボールはことごとく跳ね返され、彼の体も何度も波にさらわれかけました。
足場も安定しません。
それでも、小次郎は、ついに荒波を突き破る威力のシュートを完成させました。
"タイガーショット"の完成です。

それはもう、コンクリートの壁にヒビを入れてしまうほどの威力です。(めちゃくちゃな)


やがて小次郎は高校を卒業し、ワールドユース日本代表に一度は選ばれるものの、代表落ちを命ぜられます。
そこで、再び一人だけで沖縄で特訓です。
チームプレイや連携なんて関係なしです( ̄ω ̄;)

このとき、
"雷獣シュート"
という、タイガーショットよりもとんでもない威力のシュートを特訓の末身につけます。

『こんな大木が雷一発で折れるとは……雷獣のしわざじゃな』

つか、そんな誰も取れないシュートあったら、戦略もチームワークもあったもんじゃないですが…。
けど、遠藤選手の「コロコロPK」を観ていると、シュートって威力はあんまり関係ないのでは?という根本的な疑問も浮かびますが、それは禁句なのです!


そして、沖縄での特訓と同時に、小次郎はウチナーンチュー(沖縄県人)の彼女までゲットしちゃいます。
赤嶺真紀というソフトボールの選手です。
小次郎にとっての沖縄は、なんだか「棚ぼた式」にいいことずくめです。

ちなみに、このウチナーンチューの彼女は、ヤマトグチ(標準語)しかしゃべりません。
彼女を後ろから突然殴ったら「アガ!」と叫ぶのだろうか…?と考えてしまわずにはいられません。


さて、この「雷獣シュート」を身に付けてワールドユースで優勝した後、小次郎はイタリアセリエAの強豪ユベントスに移籍します。
ユベントスは、セリエA最多優勝回数を誇る実在するチームです。
日向小次郎と沖縄サッカー!(ブログ第1007日目、雑感。)
しかし、そこでの小次郎はまったく通用せず、セリエCのレッジアーナにレンタル移籍させられます。
そこからどうはい上がるのか……というところで、連載は中断しちゃっています(苦笑)。
(このレッジアーナは中村俊輔選手の所属していたレッジーナとは別のチームで、セリエCに実在しています。)



ところで、皆様お気づきでしょうか?

そうです!

JリーグをセリエAとするなら、セリエCはまさに現在FC琉球が所属するJFLと同じです。


にしても、今年のFC琉球…


……昨年トルシエさんが連れてきたフランス人選手が全員いなくなっているんですけど。。o( ̄ー ̄;)ゞううむ

しかも、トルシエさんの代名詞の「フラット3」をやめて、4バックにするんだとか言ってますけど、そんなにコロコロ戦術変えて大丈夫なんでしょうか??


しかし、もっと大きな心配事が!


トルシエさんは2006年にモロッコ代表監督をしていたときに、イスラム教徒に改宗してしまったのです!
(ちなみに、イスラム名はオマル。)

イスラム教では、豚は不浄の忌むべき生き物です。


一方、沖縄は豚肉天国
鳴き声以外は食べ尽くします。

沖縄すばを注文しても、ダシは豚肉からとっています。
チャンプルー(野菜炒め)にも、豚ダシが使用されています。

果たして、トルシエ監督は沖縄で豚肉を避けて通れるのでしょうか?
これはまさに根本的かつ致命的な死活問題です!ヽ(`Д´;)ノ


サッカーに勝つ前に、そもそも豚肉に勝てるのでしょうかトルシエさん?!(; ̄∀ ̄A


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そういえば。
そういえば。(2011-09-04 03:00)


Posted by よーかい at 02:06│Comments(2)一日の雑感。
この記事へのコメント
またまた脱線して申し訳だけど…

豚肉食わんのは、ユダヤ教も
コチラは、肉類と乳製品を同時に食べちゃダメ
つまり、チーズバーガーは×なワケですが…

マクドでベーグルバーガー売り出した際、目を剥きましたな
「ユダヤのパンの中に、ハムとチーズが同居しとるやんけ。。。」

一般に説明した所で、「日本人には関係ねえ」と一笑に付されるでしょう
ヤホー様ブログに、ベーグル挑戦メニューの一つとして、ハムチーズ使用した主婦が
どう食べるかは好きにすりゃエエとはいうものの、一応説明してやりました
完全無視どころか、削除でした
しょせん、この程度の民度なんですよ
日本人にもユダヤ教徒は大勢おられる。笑われるかもしれんのも知らんで…ですかね

トルシエさん、ホント、心配ですな~

小倉の知人の会社にイスラム圏からの客人は、知人いなけりゃ、豚骨ラーメンを危うくでした
…その代わり、夜の食事会で、ビールを飲んでいたそうな(^_^;)
Posted by マテ姉さん at 2009年03月13日 21:21
>マテ姉さん

>豚肉食わんのは、ユダヤ教も
>コチラは、肉類と乳製品を同時に食べちゃダメ

そうなんですか!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
知らなかったです。
勉強になりました!!(謝謝♪)


>つまり、チーズバーガーは×なワケですが…

ユダヤ人だらけのアメリカのニューヨークあたりではチーズバーガーの販売ってどうなっているんでしょうね?
以前ニューヨークのユダヤ人街以外の場所ではフツーに売っていたと記憶していますが、ユダヤ人街では配慮されているのかな?


>一般に説明した所で、「日本人には関係ねえ」と一笑に付されるでしょう
>しょせん、この程度の民度なんですよ
>日本人にもユダヤ教徒は大勢おられる。笑われるかもしれんのも知らんで…ですかね

日本は「単一民族幻想」がとても強い国ですからねぇ…困ったことに。
実際はたくさんの民族が同居している国なんですけど。


沖縄なんかは「チャンプルー」や「タコライス」に代表されるように、勝手に文化的背景を無視して独自のものを作っちゃうのが上手で、それはそれで面白かったりしますが、同時に、オリジナルの意味やルーツや文化を知る必要もあるよなぁ…と強く思います。


日本はそのあたり、良くも悪くも「イノセント」なんだと思います。


ライターをしている友人が言っていました。
http://uraokinawanavi.blog81.fc2.com/

「知らないってことは恥ずかしいことではないんだけど、
 おそろしいことだなぁ。
 (だから)私はもっと勉強するわ。 」

その友人は、沖縄戦やテニアンの沖縄移民たちが巻き込まれた戦争の話を、当事者たちが生きているうちにと、多くは自腹を切ってまで取材してまわって話を聞いています。

そういうのを見ていると、こちらももっと「知る」必要、そして「イノセント」でひとを傷つけることのないようにしなきゃなぁ…と襟を正される思いがしますです。
Posted by よーかいよーかい at 2009年03月14日 01:45
 
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