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2011年04月28日

どこか残念な沖縄の看板たち。:1

沖縄では、かなりカオスな看板を頻繁に見かけます。


「看板娘」とか「看板商品」という言葉があるくらいですから、看板はお店を象徴する“顔”ともいえるくらい大事なもののはずなのですが、どこかぞんざいで、投げやり感すら漂うのです。


初代プリキュアの黒い方じゃなくても、
「ぶっちゃけありえなーい!」
を連発すること必至です。
(そもそも、「プリキュア」とか出している時点で、ぶっちゃけありえません。)


そんな沖縄の看板ワールドへ、まずは「洋子・そ」!


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


スナック系の看板は、魔界への入り口なのでしょうか?
少なくとも、軽く異次元へ飛ばしてくれるくらいの破壊力は有しているようです。


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


魔子」。
ホラー展開フラグが看板から立ち上っています。
扉を開けたら、『白いメリーさん』もびっくりの、顔面白塗りに真っ赤な口紅を引いたおばぁが、「にたぁり」と不穏な笑みを浮かべながら出迎えてくれそうです。


一見、お気楽極楽系のように見えて、色遣いは某消費者金融と一緒というトラップ。


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


年金族」。
年金をぜんぶ搾り取る気が見て取れます。

一方、以下の看板は
「同情するなら金をくれ!」
的な暗喩を感じさせるモノがあります。


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


スナック母子家庭」。

思わず、ちょっと前に流行った伊達直人現象みたいに、お店の入り口にランドセルを置いてしまいたくなります。
けれど、もしかしたら、その「母子」は90代のおばぁと70代のおばぁの組み合わせもありえなくはないのも、また沖縄の罠なのです。

ちなみに、「スナック母子家庭」は、昨年無事にオープン10周年を迎えたそうです。


お次は、世にシャネルのまがいものはたくさんありますが、こんな風にシャネルが使われるとは、シャネル創始者も考えてもみなかったでしょう。


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


酒音留」と書いて「しゃねる」。

一昔前の香港とかでは、
「ニセモノ、アルヨ~、ニセモノ~!」
と、わざわざ偽物アピールをして安いまがい物(当然、税関はアウト)を観光客相手に売っているお店がたくさんありましたが、それ以上の開き直りを感じます。

ここまで堂々と開き直られてしまうと、
「うん、酒と音と留でシャネルだよね。うんうん」
と、口元を斜め45度の角度に引きつらせながら、無理やり脳内に刷り込んで納得させようとさえしている自分の姿に気づいて愕然となるのです。



かといって、どこの看板も強烈な自我を主張しているかというと、そうともいえなさそうです。
中には、アイデンティティに悩んでいるとしか思えない看板も。


どこか残念な沖縄の看板たち。:1


」。


世界一短い電報じゃあるまいし、「?」と言われて「!」と返せるような心の準備はこちらだって持ち合わせていないのです。
看板が自己のアイデンティティに悩み始めたら、生暖かい目で放っておくしかありません。

しかし、「?」と問われたときに、「??」と返してしまうと、無限トートロジーの循環ループから永遠に抜け出せません。
ニーチェ風に言うと、永劫回帰です。
「?」はどこまでも不変のまま、輪廻のように巡るのです(謎)。



…書いていて、なんだかよくわからなくなったので、また続きます。 (たぶん)


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そういえば。
そういえば。(2011-09-04 03:00)


Posted by よーかい at 02:40│Comments(14)一日の雑感。
この記事へのコメント
続編、お願いしますね。
楽しみにしてまぁ~す!!

         (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2011年04月30日 11:55
素晴らしい!
mixiのリンク(マイミクKEN子さんのボイス)より やってきました。
Posted by もも☆RESPECT☆高江 at 2011年05月07日 12:51
>つのいさん


返信遅くなりましたm(_ _)m
コメントどうもありがとうございます。


>続編、お願いしますね。
>楽しみにしてまぁ~す!!


はい♪
那覇への帰省で、また新しいネタも仕入れてきました。

ただ、いろいろ雑事が忙しくて、更新がままならなくてすみません…m(_ _)m
Posted by よーかい at 2011年05月07日 15:54
>もも☆RESPECT☆高江さん


はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。


>素晴らしい!
>mixiのリンク(マイミクKEN子さんのボイス)より やってきました。


ありがとうございます(*´▽`*)

高江のヘリパッドのことには、いつも心を痛めております。
また、内地でまったく報道されないことにもやるせない気持ちを常に感じています。

いま内地に住んでいるため、直接高江に行く機会は限られるのですが、沖縄の新聞は毎日チェックしています。

高江について、直接足を運んで、ぜひ地元の方々はじめ、いろんな人の話を聴きたいと思っています。
Posted by よーかい at 2011年05月07日 16:00
久しぶりですんなりとここへ入ってこれました。
「母子家庭」、たしか開店30年と聞いた覚えが……。ママさんは60前後で、、文字通り女手ひとつで3人の息子を育て上げました。
ちなみに常連の友人に時々連れて行ってもらっています。超ディープな店です。開店何年目か改めてうかがっておきましょうね。
Posted by Hi-shy at 2011年05月08日 23:19
>Hi-shy さん


こんばんは。
おひさしぶりです(*´▽`*)
お元気ですか?

コメントどうもありがとうございます。


>「母子家庭」、たしか開店30年と聞いた覚えが……。


えっ!
そうなんですか…!∑(ノ ̄□ ̄;)ノ

昨年たしかに「開店10周年記念」とお店の前に飾ってあったのを見たのですが。
ううむ、もしかしたら、はじめは別の場所にあって、そこから今の場所に移って、そして10周年なのでしょうか?

それとも、昨年見たのは何かの幻覚…?!


>ママさんは60前後で、、文字通り女手ひとつで3人の息子を育て上げました。

そうなんですか!
やはりランドセルをお店の前に置く必要はなかったんですね!


……じゃなくて、あのスナックが乱立している状況の那覇市で、お店一つで3人の息子を成人させたというのは立派ですね♪


ところで、一昨年父が一度このお店に入ったそうですが、その時は中年女性が一人だけいただけだったそうです。
それはお手伝いさんだったのでしょうか?
それとも、御歳60歳のママさんが若作りをしていらっしゃったのでしょうか??


>ちなみに常連の友人に時々連れて行ってもらっています。
>超ディープな店です。


Hi-shy さんは「スナック母子家庭」に何度かいらっしゃったことがあったのですか!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
ディープ……どのような感じなのでしょうか?

基本的に、スナックで飲んだことがないのでよくわからないのですが、一般的に内地でイメージする「スナック」という酒場のあり方とはだいぶ違うのでしょうか?

内地のイメージだと、店内にはカラオケがあって、お酒のおつまみはなぜかチョコレートやポッキーなどで、お酒が入っているのか入っていないのかわからないくらい薄いお酒をママさんが作ってくれて、出口で高いお金を請求されるのがスナックというイメージなのですが…。(←偏見?)


どういうお店なのか、興味はありますが、自分一人で入るにはかなり勇気がいりそうです(笑)。
Posted by よーかい at 2011年05月10日 02:17
たしか長男さんが35手前だったと思います。
「中年女性」、多分その人こそママさんです。西表出身で「がはは」と笑うような豪快な方で、会話中、下ネタがよく飛び出します。要するに典型的な沖縄のおばちゃんです。
泡盛ボトル1本7000円。ただし酒の肴は全部只。山盛りのさしみやら「てびち」入りおでんやら、あれこれの料理で結構満腹になりますよ。
最初の客には、「母子家庭」と印刷されたラベルのボトル1本が帰り際に進呈されます。

これはボトル1本を3回程度で空にする計算でいくとかなり安上がりかも知れませんね。
開店何年目かは当方も自信がないので次回出陣の折に確かめておきます。
Posted by HI-shy at 2011年05月11日 00:17
『魔子』と聞くと、あのおねえさんを思い出す、一体アタシ何歳だ?バカボンのパパよりは4歳上なもんで

『緑魔子』でYouTube検索してみて~
『新番組予告 / 探偵物語』でも。メガネかけた修道女が、魔子おねえさん
石橋蓮司の嫁。おねえさん詳細は、大賢者様にお願いします

沖縄のスナック系経営が似合うと思わん?

探偵物語予告に、もう一人綺麗なおねえさんいるよね
中島ゆたか。第2話‘サーフィシティ・ブルース」’で、役名が“内藤ヨウ子”
妖しい雰囲気が、≪洋子・そ≫ママに似合わん?
♪白馬のルンナ(コレも検索してみよ)の内藤(喜多嶋)洋子であれば、どお?

…ちょ、ちょいと以上にアチコチ痛いんで、頭もイタイ状態
帰るねぇ(ソロリソロリ)…
Posted by マテ姉さん at 2011年05月11日 09:40
追記というか書き忘れ、で、引き返してきた

『阿部定』でも検索してみよ
やっぱ沖縄系スナック経営似合わんかしらん

阿部定については、有名な事件だから知ってるよね?
知らんかったら、コレも大賢者様にお願いします(書くのもハバカラレルお話なもんで)

そいじゃぁ、今度こそ…セスクに介護されてる気分で~♪
Posted by マテ姉さん at 2011年05月11日 09:47
>HI-shy さん


こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。


>「中年女性」、多分その人こそママさんです。

うひゃ、60で中年ですか……そういえば、沖縄のどこかの「青年会」では、中心メンバーが50代後半から60代でした。

そう考えると、60歳はまだまだ女盛り…なのでしょうか?o( ̄ー ̄;)ゞううむ


>泡盛ボトル1本7000円。
>ただし酒の肴は全部只。
>山盛りのさしみやら「てびち」入りおでんやら、あれこれの料理で結構満腹になりますよ。


すごいですね!

飲みよりも食事中心にしたい人ならお得ですね♪
さらに、お店のおばちゃんと気が合うタイプなら、すぐに常連になれそうです。

お刺身なんかも、近くの栄町市場からでしょうし、鮮度は良いはずですね♪♪


>最初の客には、「母子家庭」と印刷されたラベルのボトル1本が帰り際に進呈されます。


これはちょっと欲しいかも…。


>開店何年目かは当方も自信がないので次回出陣の折に確かめておきます。


はい、よろしくおねがいします♪(o^∇^o)ノ
Posted by よーかいよーかい at 2011年05月14日 02:20
>マテ姉さん


こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。


>『魔子』と聞くと、あのおねえさんを思い出す
>『緑魔子』でYouTube検索してみて~


ありがとうです♪

緑魔子さんは初めて知りましたが、ジャケットがお色気系なのに比して、バックのアコースティックギターの音や本人の歌声(ちょっとエコーがかかりすぎてはいますが)は、素晴らしいですね!
http://youtu.be/NPz1Vlr9zIY

まさに、この記事にあるような薄暗いスナックで、お酒を飲みながら聴いたらとても雰囲気があるように思います。
あとで中古CDで売っていないか探してみようかな…。


>探偵物語予告に、もう一人綺麗なおねえさんいるよね
>中島ゆたか。
>第2話‘サーフィシティ・ブルース」’で、役名が“内藤ヨウ子”


この話ですか。
http://youtu.be/Wq8qfvH3U7Y

「探偵物語」は松田優作しか知りませんでした…。
勉強になりますσ(^_^;)


>『阿部定』でも検索してみよ
>やっぱ沖縄系スナック経営似合わんかしらん


この女性、生きていたらもうすぐ106歳ですね☆
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E9%83%A8%E5%AE%9A


>阿部定については、有名な事件だから知ってるよね?


…1936年の事件ですよ?o( ̄ー ̄;)ゞううむ
日本史の教科書にも載ってませんって。

むしろ、なぜマテ姉さんがこういった事件にお詳しいのか、その方が謎ですってばさ。


ところで、体調はいかがですか?
どうかお大事に。
Posted by よーかいよーかい at 2011年05月14日 02:37
>マテ姉さん


追記:

「阿部定事件」、あの大島渚監督の「愛のコリーダ」の元ネタでしたか!∑( ̄□ ̄;)ハウッ

そういえば、こないだ久しぶりに大島渚監督をテレビで見ましたが、車椅子生活で、すっかり痩せて、介護老人に変貌していたのに驚きました。


「愛のコリーダ」といえば、クインシー・ジョーンズが「愛のコリーダ」という名曲とアルバムを出していますが、これは阿部定事件と関係あるのかしらん??(積年の謎なのです。)
http://youtu.be/EYVId9zziD8

70年代ダンスミュージック黄金期の伝説的楽曲です。
元タイトルも「Ai No Corrida」なのですが、曲調が明るすぎるような…?
Posted by よーかいよーかい at 2011年05月14日 02:44
こんばんは、よーかいさん。
上の阿部定事件・愛のコリーダの関係、クインシー・ジョーンズの同名ディスコ曲の関係を以前私のブログで書いた事があります。
http://weed-ah.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/chaz-jankel-the.html
よかったらどうぞ。
ほな!
Posted by weed at 2011年05月14日 04:31
>weedさん


こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。


>上の阿部定事件・愛のコリーダの関係、クインシー・ジョーンズの同名ディスコ曲の関係を以前私のブログで書いた事があります。


な、なるほど!
わかりやすく、そしてびっくりの内容でした!!

もとが別の人の曲で、クインシー・ジョーンズはあの曲名を日本語だと思っていなかったとすれば、あのアレンジも納得です!

それにしても、70年代のソウルミュージックってホント素晴らしいですよねぇ…。

そういえば、NHKFMで毎週木曜夜11時からオンエアしている「ザ・ソウル・ミュージック」という番組は聴いていらっしゃいますか?
たぶん、今日本で唯一の本格ソウルミュージック専門番組です。
根強いファンが多くて、12年以上続いている長寿番組です。

70年代ソウルの特集が多くて、きっとうーさんのツボな番組だと思いますよ♪♪(゚▽^*)ノ
Posted by よーかい at 2011年05月16日 01:19
 
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