沖縄で小学校の先生になる！β

ゆいレールの真の実力とは？！ｄ（ΦωΦ)ｷﾗｰﾝ


それは、なんといってもアートにあります。
…って、この芋虫みたいなモノレールのどこにアートが？！∑（￣□￣;）



たしかに、ゆいレールの駅の外装・内装、使用している車両の格式ともに、ごくごく一般的なモノレールと大差ないものに見えます。

しかし、内に秘めたるアートへの情熱たるや、爆発寸前なのです！
そう、普段は物静かな才能ある文系の人々は、実は本物の「無口」とは違う場合が往々にしてあるのです。
言いたいことが多すぎて頭の中は雄弁なのに言葉にならないことが多いのです。

ゆいレールもそれと同じ。
まるで内向的な天才芸術家の趣です。（言い過ぎ）


や、これにはちゃんと理由があるのです。

まず、各駅にはそれぞれの駅毎の「アートガラス」と「アートタイル」があります。
どちらも代表的な沖縄文化を表現したものです。

版画調の絵柄に、カラフルなガラス、またはタイルを使用したその佇まいは、パリのノートルダム大聖堂のステンドグラスやイランの青のモスクのタイルにも勝るとも劣らなりません。（だから、言い過ぎ）



ともかくも、こだわりの美術品をそろえた個人美術館のように味わいがあります。（まだちょっと言い過ぎ）


そして、出迎えてくれるシーサーの置物も各駅でポーズが違います。
全国のシーサーマニアはもうそれだけでメロメロです。（効用・効能には個人差があります）


さらに、各駅毎に沖縄民謡をベースにした到着音があるのです。
（おそるべきことに、その「到着音」だけのCDも発売中なのです…！）
視覚障害を持つ人にとっては、駅名を聞き忘れても音でどの駅なのかがすぐにわかる仕組みになっています。


【駅名、①アートガラスの模様、②アートタイルの模様、③到着音】の順にまとめると、以下のようになります。

・那覇空港駅：①県花と琉球古典舞踊、②ハイビスカス、③谷茶前

・赤嶺駅：①平和の礎と平和祈念堂、②オオゴマダラ、③花の風車

・小禄駅：①歓喜の踊りカチューシー、②イリオモテヤマネコ、③小禄豊見城

・奥武山公園駅：①沖縄の伝統的な古武道、②カンムリワシ、③じんじん

・壺川駅：①国場川に競う爬竜船、②マングローブ、③唐船ドーイ

・旭橋駅：①世界最大の那覇大綱挽、②クマノミ、③海ぬちんぼーら

・県庁前駅：①大交易時代の琉球王府、②デイゴ、③てぃんさぐぬ花

・見栄橋駅：①美ら海と海洋レジャー、②マンタ、③ちんぬくじゅうしい

・牧志駅：①躍動感溢れるエイサー、②ノグチゲラ、③いちゅび小節

・安里駅：①沖縄伝統やちむんの里、②セマルハコガメ、③安里屋ユンタ

・おもろまち駅：①町の名に因んだ組踊、②ヤンバルクイナ、③だんじゅかりゆし

・古島駅：①沖縄伝統のたたずまい、②パイナップル、③月ぬ美しゃ

・市立病院前駅：①末吉町に残る獅子舞、②ホタル、③クイチャー

・儀保駅：①王府首里城と王朝文化(1)、②ゲットウ（月桃）、③芭蕉布

・首里駅：①王府首里城と王朝文化(2)、②ブーゲンビリア、③赤田首里殿内



なんというか、こうしてずらりと並べてみると、それだけで「おなかいっぱい」って感じですよね…（￣ω￣;)

けれど、おなかいっぱいであろうとなんであろうと、沖縄では「カメーカメー攻撃」（「もっと食べなさい」と満腹でも勧められること）が待っています。

そんな具合に、これらのアートに加え、「ゆいレールソング」なんていうアートもあるんです。
しかも、とんでもない人物がゆいレールの「黒幕」としてバックについていることがこの唄を調査した結果判明しました。

ゆいレールソング「お出かけ日和」
作詞：藤原美弥子
作曲：普久原恒勇
編曲：山城功
唄：伊波智恵子

１.
やさしい風を　頬（ほほ）にうけ
空に向かって　走り出す
今日は嬉しい　お出かけ日和（びより）
足どり軽く　ウキウキ！
心もおどる　ドキドキ！
新しい夢が　夢が広がる
笑顔を運ぶ　ゆいレール

（以下３番までありますが略）


わざわざ「テーマソング」を作ってしまうこと自体信じがたいセンスですが、それ以上に、「ウキウキ！」だの「ドキドキ！」だのの言葉をなんのてらいもなく歌詞にしてしまえるセンスは最近ちょっとないでしょう（￣ω￣;)

しかし、誰も文句は言えません。
なんたって、作曲者は沖縄民謡界の超大御所、普久原恒勇御大なんですから！ヾ(｡｀Д´｡;;;)ﾉ

普久原恒勇氏について「＠Victor Entertainmant」のプロフィールを抜粋します。

『普久原恒勇が作曲したうたの数々は、沖縄大衆から“普久原メロディー”と呼ばれ、広く愛されている。
　「芭蕉布」他多数の名曲は様々なカバー・ヴァージョンを生み演奏され続けており、幼児からお年寄りまで知らぬ者のないほどである。
　（中略）
　沖縄音楽のゴッドファーザー的存在。』



沖縄音楽のゴッドファーザーですよ！！！！！∑（￣□￣;）ﾊｳｯ
ということはですよ？
その彼が作った「テーマソング」はまさに「ゆいレール愛のテーマ」なのです！


ちなみに、シチリア島と沖縄本島、どちらも島つながりです。
あんまり関係ないですけど。



つか、この壮大な荒唐無稽とさえ言える「B級」感ただよう感じは、同じギャングものでも…



……



……



……「ゴッドファーザー」というよりも「キルビル」？！（￣ω￣;)