2008年04月01日
ブログ第726日目、雑感。
FC琉球の試合に行ってきました!(o^∇^o)ノ
会場は思ったより人が観に来ているのにびっくり!
場所柄か、かなりアメリカ人の観客が多かったです。
スタジアムは、スタンド席はごく一部で、あとは芝生席。
芝生席は広大で、かつ家族連れやピクニックにもよさそうな雰囲気なのですが、スタンド席は5000人入ったら満員な様相でした。
さすがにこの施設じゃJには上がれないよなぁ…σ(^_^;)
入り口前には、FC琉球グッズもかなり売っていました。
しっかし、モンテドールのバナナケーキに、FC琉球のロゴの入った原チャリのヘルメットって…(; ̄∀ ̄A
フツーのサッカークラブの応援グッズにそんなのありませんよ?(笑)

よーかい的に、試合の見所は「いかにフラット3が機能するか! 」でした。
なにせ、フラット3は、現在では世界でほぼFC琉球しか採用していないのですから!
フラット3は、かなり特異な戦法なのです。
それは、単にディフェンダーを3人真横に並べるというだけの意味ではありません。
通常は、3バックの場合は、両脇の二人が「ストッパー」、真ん中の一人が「スイーパー」という区別になっています。
ストッパーは、フォワードそれぞれにマンマークで付き、それをスイーパーがフォローすることで、2対1で守るという陣形です。
ところが、フラット3では、スイーパーが存在しないのです!
これは通常にはないプラスの要素とマイナスの要素をつくりだします。
まずプラスの要素。
3人のディフェンダーをフラットにすることで繊細なラインコントロールが可能になります。
これにより、1対1の状況(あるいは2対1の状況)をつくりだす前に、長いボールや裏へのボールはすべてオフサイドにかけてしまうのです。
それにより、技量が上のフォワード相手でも、その能力を無効化させてしまうのです!
さらに、ディフェンスラインを高く設定することで、中盤をコンパクトにできます。
これにより、パスがつながりやすくなり、必然的に相手陣内でプレーする機会が多くなりゴールへつながるチャンスも多くなるという考え方なのです。
ちなみに、相手フォワードがドリブルで仕掛けてきた場合には、ラインそのものをフォワードと3mの感覚で距離を取り下げていきます。
シュートコースだけはキーパーとの連動で切っていき、ボール奪取は中盤の選手に任せるというのもフラット3の特徴です。
だけど、これは諸刃の剣。
たとえば、フラット3のラインコントロールが乱れたら、オフサイドをとることができず、ゴール前で即危険な状態になってしまいます。
それを狙って、相手は両サイドへボールをだしてくることも考えられます。
この場合、対処は両ウイングバックが行うことになりますが、そうなるとラインを押し上げるどころか、中盤全体がずるずると下がってしまいます。
さらに、ディフェンスラインとボランチ(守備的MF)との間にボールを入れてこられた場合、ラインを崩さずに対処することが難しいという欠点もあるのです。
この日のFC琉球はまさにその典型でした。
カターレ富山にいいようにサイドに、あるいはディフェンスラインとボランチの間にパスを入れられ、細かくつながれて、防戦している時間帯が長かったのです。
フラット3は、かなり高度な連携が求められます。
だけどまだまだ熟成途中。
結果、相手の選手をかなりフリーな状態にしてしまっている場面も多く見られました。
ところで、
FC琉球に関してはそんなフラット3を覚えるために、かなり涙ぐましいまでの努力をシーズン前に行ったようなのです。
結果、シーズン前の練習のほとんどを戦術理解のための練習に費やすことに……。。
それゆえ、基本のフィジカルトレーニングを怠ってしまい、開幕から3試合、後半になるとまったく走れなくなってしまうという状態に!!!
……サッカー以前の問題ですか??ヽ(゜▽、゜)ノアハ
まあ、しかしこの試合は、後半特に圧倒的に攻め込まれたものの、よく踏ん張っていたと思います。
2得点を挙げたフォワード山下、神懸かり的なセーブを見せたゴールキーパーライス、献身的な守備と2点目につながるパスをだしたMF林田、そして途中交代で出場し、強靱なフィジカルと左右に散らすパスでゲームを落ち着かせたボランチ當間などは良い選手だと思いました。

ところで、トルシエの立場は「総監督」。
これはフツーは“名誉職”です。
総監督は選手に指示は直接は出さないものですし、なかには年に数日しか来日しない「総監督」もいたりします。
ですが、トルシエはかなり練習にも戦術指示にも熱心なようです。
この日も、監督のラビエは微動だにしなかったのに、後半になるとトルシエは熱くなってベンチを飛び出し、選手に指示を与える場面も見られました(笑)。
この姿勢にはかなり好感が持てます。

試合後、インタビューを受けるラビエ監督。
試合を見に来ていたこどもたちからは、
「トルシエじゃないの…?」
「誰あれ…??」
「……知らない」
という声があちこちで聞こえました。。(; ̄∀ ̄A

2得点を決めたフォワードの山下選手。
選手一覧では、前所属がJFLの栃木になっていたので気づかなかったのでしたが、実はこの選手日本代表歴もあったのです!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
そういえば、仙台時代にはかなり活躍していたことをいまでも覚えていますよ。
なお、ゴールキーパーのライス選手は前所属はフランスの1部リーグソショーの選手。
ふ、フランス一部…?!
それって、J1よりも上じゃないですか!!!∑( ̄Д ̄;)
よくそんなゴールキーパーを連れてきたもんだ。。
ともかく、思った以上に楽しい試合でした。
白けるほど下手ではないし、かといって完成されたうまさもまだ身に付けておらず、
なんというか、
ツッコミどころ満載なのです。
いろんな意味で。
ちょっとこれは今後もなるべく目を離さずツッコミを入れていきたいなと思わせるものがありましたですよ!o( ̄へ ̄*)むん(笑)
会場は思ったより人が観に来ているのにびっくり!
場所柄か、かなりアメリカ人の観客が多かったです。
スタジアムは、スタンド席はごく一部で、あとは芝生席。
芝生席は広大で、かつ家族連れやピクニックにもよさそうな雰囲気なのですが、スタンド席は5000人入ったら満員な様相でした。
さすがにこの施設じゃJには上がれないよなぁ…σ(^_^;)
入り口前には、FC琉球グッズもかなり売っていました。
しっかし、モンテドールのバナナケーキに、FC琉球のロゴの入った原チャリのヘルメットって…(; ̄∀ ̄A
フツーのサッカークラブの応援グッズにそんなのありませんよ?(笑)

よーかい的に、試合の見所は「いかにフラット3が機能するか! 」でした。
なにせ、フラット3は、現在では世界でほぼFC琉球しか採用していないのですから!
フラット3は、かなり特異な戦法なのです。
それは、単にディフェンダーを3人真横に並べるというだけの意味ではありません。
通常は、3バックの場合は、両脇の二人が「ストッパー」、真ん中の一人が「スイーパー」という区別になっています。
ストッパーは、フォワードそれぞれにマンマークで付き、それをスイーパーがフォローすることで、2対1で守るという陣形です。
ところが、フラット3では、スイーパーが存在しないのです!
これは通常にはないプラスの要素とマイナスの要素をつくりだします。
まずプラスの要素。
3人のディフェンダーをフラットにすることで繊細なラインコントロールが可能になります。
これにより、1対1の状況(あるいは2対1の状況)をつくりだす前に、長いボールや裏へのボールはすべてオフサイドにかけてしまうのです。
それにより、技量が上のフォワード相手でも、その能力を無効化させてしまうのです!
さらに、ディフェンスラインを高く設定することで、中盤をコンパクトにできます。
これにより、パスがつながりやすくなり、必然的に相手陣内でプレーする機会が多くなりゴールへつながるチャンスも多くなるという考え方なのです。
ちなみに、相手フォワードがドリブルで仕掛けてきた場合には、ラインそのものをフォワードと3mの感覚で距離を取り下げていきます。
シュートコースだけはキーパーとの連動で切っていき、ボール奪取は中盤の選手に任せるというのもフラット3の特徴です。
だけど、これは諸刃の剣。
たとえば、フラット3のラインコントロールが乱れたら、オフサイドをとることができず、ゴール前で即危険な状態になってしまいます。
それを狙って、相手は両サイドへボールをだしてくることも考えられます。
この場合、対処は両ウイングバックが行うことになりますが、そうなるとラインを押し上げるどころか、中盤全体がずるずると下がってしまいます。
さらに、ディフェンスラインとボランチ(守備的MF)との間にボールを入れてこられた場合、ラインを崩さずに対処することが難しいという欠点もあるのです。
この日のFC琉球はまさにその典型でした。
カターレ富山にいいようにサイドに、あるいはディフェンスラインとボランチの間にパスを入れられ、細かくつながれて、防戦している時間帯が長かったのです。
フラット3は、かなり高度な連携が求められます。
だけどまだまだ熟成途中。
結果、相手の選手をかなりフリーな状態にしてしまっている場面も多く見られました。
ところで、
FC琉球に関してはそんなフラット3を覚えるために、かなり涙ぐましいまでの努力をシーズン前に行ったようなのです。
結果、シーズン前の練習のほとんどを戦術理解のための練習に費やすことに……。。
それゆえ、基本のフィジカルトレーニングを怠ってしまい、開幕から3試合、後半になるとまったく走れなくなってしまうという状態に!!!
……サッカー以前の問題ですか??ヽ(゜▽、゜)ノアハ
まあ、しかしこの試合は、後半特に圧倒的に攻め込まれたものの、よく踏ん張っていたと思います。
2得点を挙げたフォワード山下、神懸かり的なセーブを見せたゴールキーパーライス、献身的な守備と2点目につながるパスをだしたMF林田、そして途中交代で出場し、強靱なフィジカルと左右に散らすパスでゲームを落ち着かせたボランチ當間などは良い選手だと思いました。

ところで、トルシエの立場は「総監督」。
これはフツーは“名誉職”です。
総監督は選手に指示は直接は出さないものですし、なかには年に数日しか来日しない「総監督」もいたりします。
ですが、トルシエはかなり練習にも戦術指示にも熱心なようです。
この日も、監督のラビエは微動だにしなかったのに、後半になるとトルシエは熱くなってベンチを飛び出し、選手に指示を与える場面も見られました(笑)。
この姿勢にはかなり好感が持てます。

試合後、インタビューを受けるラビエ監督。
試合を見に来ていたこどもたちからは、
「トルシエじゃないの…?」
「誰あれ…??」
「……知らない」
という声があちこちで聞こえました。。(; ̄∀ ̄A

2得点を決めたフォワードの山下選手。
選手一覧では、前所属がJFLの栃木になっていたので気づかなかったのでしたが、実はこの選手日本代表歴もあったのです!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
そういえば、仙台時代にはかなり活躍していたことをいまでも覚えていますよ。
なお、ゴールキーパーのライス選手は前所属はフランスの1部リーグソショーの選手。
ふ、フランス一部…?!
それって、J1よりも上じゃないですか!!!∑( ̄Д ̄;)
よくそんなゴールキーパーを連れてきたもんだ。。
ともかく、思った以上に楽しい試合でした。
白けるほど下手ではないし、かといって完成されたうまさもまだ身に付けておらず、
なんというか、
ツッコミどころ満載なのです。
いろんな意味で。
ちょっとこれは今後もなるべく目を離さずツッコミを入れていきたいなと思わせるものがありましたですよ!o( ̄へ ̄*)むん(笑)
Posted by よーかい at 00:29│Comments(0)
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