小学1年の35人学級 法改正が成立 今年度から

よーかい

2011年04月27日 22:19

公立小学校1年生の1クラスあたりの上限人数を40人から35人に引き下げる義務教育標準法改正が15日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。
近く施行され、今年度から適用される。


 
引き下げは1980年度に45人から40人に変更して以来31年ぶり。
合わせて、上限人数にとらわれすぎず、地域の実情に応じて学級の人数を柔軟に編成できるようにも改正した。
東日本大震災を受け、被災した児童の心のケアにあたるスクールカウンセラーの配置や学校施設の耐震化を求める付帯決議もつけられた。

 
きめ細かい授業の実施やいじめへの対応などのため、文部科学省は小中学校で少人数学級化を進める方針。
当初は8年かけて全学年で35人(小1、2は30人)以下に引き下げる予定だったが、財政難から教員の大幅増が難しく、今年度は小1のみの引き下げとなった。
文科省は今後も少人数学級を進めたい考えだが、具体的な実施時期などについては改めて検討するという。



(2011年4月15日 朝日新聞)

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