沖縄では、立て看板をよく見かけます。
もちろん、立て看板自体はどこの県にもあります。
けれども、沖縄が独自なのは、そこに
標語や
警句が書かれていることです。
地元の子ども達やPTAが書いた立て看板も多く見られます。
なんでも、沖縄の学校では小学校時代から授業で標語を書くそうなので、高校に入る頃にはもう手慣れたものだそうです。
ただ、残念なのは、せっかくの標語や警句なのに、明らかに
おせっかいを通り越してずれていたりすることなのです!ヾ(。`Д´。;;;)ノ
まずは実例を見てもらいましょう。
糸満の中学校前にあった標語の看板です。
「
甘い手を つないだ後は 闇の中」
……これって、警句??o( ̄ー ̄;)ゞううむ
むしろ、
男子中学生の願望まるだしな感じがするのは気のせいでしょうか?
そんな青いリビドーを地域レベルでさらされてしまって、書いた本人が不登校にならないか、とても心配です。
ちゃんと大人のプロが作ったと思われる看板の警句も、なにかがずれています。
恩納村にて。
「
ゆっくり見よう 美ら(ちゅら)おんな」
女性キャラのイラストが「安全運転ね」なんて手を振っていますが、
そもそも、
ゆっくりなら脇見運転してもいいのでしょうか?( ̄ω ̄;)
むしろ、ガン見しろといわんばかり。
脇見運転推奨ポスターですか?
同じく恩納村には、『谷茶前(たんちゃめ)節』で有名な浜があります。
その谷茶バス停にて。
こちらは子どもが書いたと思われる標語付き看板です。
「
しらない 車に 近 づくな」
書いている内容自体はまともなのですが、このレイアウト、もう少しどうにかならなかったのでしょうか?
一応、大人も監修しているんですよね?アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー
「車」という字を目立たせたいなら、赤丸で囲むのではなくて、初めから赤字で書けばいいのに。
振り仮名をふるなら、左ではなくて右側では?
「づくな」だけの行を作るのではなく、せっかくなら2行に納めるか、3行にするなら「近づくな」で一つの行にすればいいのに。
そんな、
常識という手あかに汚れた大人の感覚を軽くふっとばしてくれます。
いや、もっと根本的な疑問がありました。
そもそも、ここバス停ですよ?
知らない車が止まる場所、それがバス停なのでは…?
なにか、バスに恨みでも??
それとも、恩納村レベルになると、すべてのバスと顔見知りなのでしょうか?!∑( ̄□ ̄;)ハウッ
続いて、同地域に怒濤の3連発!
「
空き巣に注意!ア!キス(はあと)にも チューい」
「
交通死亡はゼロ 中性脂肪もゼロ」
「
犯罪はゼロ 演歌はジェロ」
……もはや言葉は不要かもしれません。
それでも、蛇足を承知でコメントをつけてみます。
これら3つの看板は、地域が近いだけでなく、字体が酷似しています。
つまり、「犯人は同一人物だ!」……じゃなかった、同じ人が書いて掲示している可能性が非常に高いということです。
もはや、何かの警句としての標語なのか、それともダジャレを表示したいだけなのか、まったくわかりません。
むしろ、犯罪的だとさえいえるかもしれません。
よく、地域住民が許容しているものです。
そもそも、こういった看板を長期間掲示するには、警察の許可が内地では必要だと思うのですが、これらの看板には警察が刑事許可をしたという印がどこにも押されていないのです。
警察黙認。
「共犯」関係とすらいえるかもしれません。
しかも、ジェロの似顔絵、似ていません。
ジェロもまさか、こんな風に地域の標語に活用されて晒されているとは夢にも思っていないことでしょう。
沖縄の立て看板は、日常から異界へとつながる扉なのです!ヾ(。`Д´。;;;)ノ
(たぶん、またいつか続きます…)