Manko Park。

よーかい

2009年10月06日 01:03

久しぶりに沖縄の記事を書きたくなりました。


8月上旬、父が心筋梗塞で急遽入院したのが漫湖公園の近くの病院でした。



少しもいかがわしくないのに、どうも内地人にとっては声に出して読みにくい場所です。
しかも、湖ではなく正しくは湿地帯ってどういうことですか?
(だからなに?)


ちなみに、地元の報道番組などでも風物詩として
「小中学生らによって漫湖公園で写生大会が行われました」
などと報じられる場合が本当にありますです。(だからなに?)

また地元新聞『沖縄タイムス』は県外から沖縄へ嫁いできた主婦からの、
「沖縄に住んで15年経ってもなじめず、ニュースで名前を聞く度に苦痛すら感じ、由来のある名前なのだろうが名前を変えてほしいとすら思ってしまう」(2004年12月5日掲載)
という投書を掲載(2004年12月5日掲載)したことがあるそうです…(; ̄∀ ̄A



ちなみに、この写真は漫湖公園にあるカニさん型休憩所です。
巨大なカニの形をしていて、胴の部分が屋根に、足が柱になって日よけになっています。
でもこれ、もっと老朽化したら上の胴の部分が落ちてきそうなバランスです。
おちおち休めないような?

しかもよく見るとこのカニさん、
足が10本ありますから!!!∑( ̄□ ̄;)ハウッ

※10月6日追記:
 カニの足、10本で正しいのでした。
 てっきり、ヤドカリが10本、カニが8本と思いこんでいました。(正しくは逆)
 自分自身の思いこみにびっくりですよ…!∑( ▽|||)ハウッ



さて、漫湖は、ラムサール条約に登録されてもいる、世界でも有数の湿地帯なのです。
ちなみに、ラムサール条約とは、
『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』
と日本では正式名称が付いています。

貴重な生態系が息づく場所なのです。


ゆいレールから見る漫湖はどうにもドドメ色の濁った湿地帯でしかありません。
なぜにここがラムサール条約に選ばれたのか?とずっと前から疑問に思っていました。


けれども!

原チャリを駆ってすみずみまで眺めてみると、なかなかどうして。
いや、想像をはるかに超えてすばらしい景色が広がっていました。




どうです!
このマングローブ林!!!


漫湖の奥地に行くと、見渡す限りの大平原のようなマングローブ林が広がっていました。
写真では写りきらない両端にもマングローブ林が雄大に広がっています。

この大都会、那覇市のど真ん中であるにもかかわらずです!!


世界でも貴重な生態系の宝庫であるマングローブ林は、自然のものは日本では鹿児島県以南にしかありません。
しかも、これだけの規模のものはなかなかお目にかかれるものではないです。

これ以上のものはよーかいが見てきた中でも奄美大島と西表島くらいでしょうか?
石垣島と漫湖公園では同等かあるいはもしかしたら漫湖の方が上かもしれません。


実際、漫湖は、シギ・チドリ等の渡り鳥の中継地となっており、101種の鳥類が生息しているそうです。
モモイロサギガイなど、日本では漫湖にしか生息しない、貴重な生物も生息しているというから驚きです!



ところで、やはり水質汚染は問題になっているようです。
生活排水の流入などによる水質の悪化は大きな懸案事項のひとつです。



水質は、住む魚類にも顕著に影響を及ぼします。
漫湖公園にはこのような看板がかかっていました。


しかし、この看板よく見てみると……





……






……







『きたない水
 グッピーならすめます』





ぐ、グッピー!!!∑( ̄□ ̄;)ハウッ


さすが南国沖縄というべきか。




にしても、保護下でないと生きられない観賞魚のような顔をして実はものすごい生命力。

おそるべし、グッピー!!!∑( ▽|||)

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