沖縄には、アル中よりも怖い現象があるのです…!((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
それは
コーレーグース中毒です。
「
コーレーグース」(「コーレーグースー」または「コーレーグス」とも)とは、
島とうがらしを泡盛に漬けたものです。
唐辛子が朝鮮半島から渡ってきたために、語源は「
高麗胡椒」を沖縄読み(「高麗=コーレー」、「胡椒=グース」)したものです。
沖縄の県民食である沖縄そばにかけるのが一般的ですが、それだけではありません。
病みつきになると何にでもかけたくなります。
汁物全般とも相性がよく、沖縄ではヒージャー汁(ヤギ汁のこと)や味噌汁、さらには焼きそば、炒めもの、刺身の醤油に垂らして使用したりもします。
沖縄の食堂に行くと、泡盛の3号ビンにそのまま漬け込んだコーレーグースがたいてい置いてあります。
各家庭でも3号ビン、ときには1升ビンに漬け込んだものが保存されています。
(よーかい自身も、自作のコーレーグースを3号ビンに漬けています。)
唐辛子は、暑い地方で作られたものほど辛みが強くなるので、慣れないうちは少量でもかなり辛く感じます。
けれど、何度か沖縄料理を味わったことのある人ならご存知だと思いますが、やがて慣れてきて、少量では物足りなくなってきます。
これは、実は恐ろしい“
依存性”の始まりなのです!ヾ(。`Д´。;;;)ノ
ちょっと前に、内地でも唐辛子がブームになったことがありました。
プリクラシールを貼った"マイ唐辛子"の小瓶を持ち歩く女子高生とか、唐辛子を山のようにふりかけないと食事ができない唐辛子中毒のOLの増加が話題になったのは記憶に新しいところです。
(そういや、今現在でも友人にもそういう人いるなぁ…。。遠い目。)
唐辛子ダイエットなどというものも流行りましたね。
農林水産省によると、香辛料市場は生産・販売額とも全体的に減少傾向なのに、こと唐辛子については増加傾向が続いているといいます。
また、唐辛子の主成分である
カプサイシンには
鎮痛効果があります。
ネイティブアメリカンは、古くから唐辛子を歯肉にすりこみ、歯の痛み止めに使用していました。
18世紀のヨーロッパでも、唐辛子のアルコール抽出液を民間療法として使用していたといいます。
そう、はじめは強い辛みでも、鎮痛効果によって麻痺してきてしまうのです。(事実)
しかも、コーレーグースを漬け込む泡盛は平均
30度の度数があります。
与那国島の「花酒」(「どなん」などが有名。)などに至ると60度も度数があるのです。
お酒自体も「アルコール依存症」を引き起こします。
カプサイシンの成分が泡盛の強いアルコール成分と合わさることで、
少量でもよりいっそう麻薬的な依存性・中毒性を帯びるのです!ヾ(。`Д´。;;;;;)ノ
特に沖縄県では多量酒者が多く、未成年者の飲酒も問題になっています。
つい先日は、
小学生たちが泡盛で酒盛りしていたことがニュースになってもいました(; ̄∀ ̄A
また、沖縄県民の飲酒行動の特徴として、1回に飲むアルコール量が全国平均に比べはるかに多いということがいわれています。
このことは成人1人あたり純アルコール消費量が全国8.5リットル/年のところ、沖縄県では9.6リットル/年と内地よりも約13%も多いことからも裏付けられています。
(平成14年度国税庁統計)
2008年度沖縄県民健康栄養調査(最新版)によると、「毎日飲酒する者」「週に5~6日飲酒する者」が男性で約3割、女性で1割を超えていることも判明しています。
そうなると、自然とアルコール依存症の患者の割合も高くなってきます。
WHO(世界保健機関)の算出によると、日本には約230万人のアルコール依存症患者がいるとのこと。
アルコール依存症にもいくつかのタイプがありますが、危険なのは「
進行性疾患」というものです。
これは、本人が依存的に飲酒していると気付かずにそれを続け、さらに飲酒量が増えて症状が悪化するという悪循環に陥るというものです。
実は、コーレーグース中毒患者には、この進行性アルコール依存症の危険が非常に高いのです!ヾ(。`Д´。;;;;)ノ
なにしろ、コーレーグースは日常的に朝・昼・晩と食事に紛れて摂取されていきます。
沖縄県民は1日平均1度は沖縄そばを食べるという統計もあります。
沖縄そばにかけるコーレーグースの積み重ね、さらには毎食のコーレーグースの摂取が、気付かない内に麻薬的な依存症状を生みだしているのです!
さらに、社会的背景も依存症患者の増加に拍車をかけています。
沖縄県は全国一の失業率です。
そのため、昼間から飲酒をする習慣がついてしまっている人も多いのですが、
お酒が切れると、コーレーグースに手を出すようになるのです。
はじめは辛みからごく少量でも、やがてはその鎮痛作用からストレートで飲むようになっていきます。
ニート層の増加も、
仕事のない若者が刺激を求め、コーレーグースを多量摂取する習慣につながっています。
さらには、全国一の肥満率の高さゆえに、コーレーグースのカプサイシンのダイエット効果を求める主婦が急増しています。
そのために「キッチンドランカー」ならぬ、「
キッチンコーレーグーサー」が社会的問題になっているのです。
これまで統計上では、コーレーグース中毒はあくまで「アルコール依存症」として括られてきました。
なにしろ、表面的にはコーレーグース中毒も通常のアルコール依存症も見分けがつきません。
しかし、現段階でも沖縄のアルコール依存症患者の約2%はコーレーグース中毒によるものだといわれています。
一説によると、このまま高失業率と基地負担のストレスが沖縄社会にのしかかるようだと、
2018年にはコーレーグース中毒患者が現在の25倍にも増える危険もあるとのことです(!)。
さらに、コーレーグースは法律上規制がないため、
未成年でも入手可能です。
そのことは、
コーレーグース中毒患者の低年齢化を進める要因になることが予測されます。
しかも、その依存性は麻薬並みときているのですから、非常に危険な状態であるにもかかわらず、取り締まることができないのです。
実際、国際通りやコザの街では、マニアのために、「泡波」や「どなん」のプレミアのついた泡盛で作ったコーレーグースを高値で取引するバイヤーまででてきたそうです。
あるバイヤーの話では、これからのターゲットは若年層と米兵だとのことだそうです。
コーレーグースは、もはや「
合法的なドラッグ」なのです!
このままでは、沖縄県は深刻な「コーレーグース汚染」ともいえる社会問題を加速度的に進行させてしまうことでしょう…!((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル