スタッフ・ベンダ・ビリリ!

よーかい

2010年10月01日 02:44

これはすごいっっっ!!!!!ヽ(≧▽≦)ノ


よーかいの好きなソウルフラワーユニオンが、最近コンゴ民主共和国の“スタッフ・ベンダ・ビリリ”(Staff Benda Bilili |)というバンドと一緒になにやら楽しそうな旅をしているらしいのです。

そんな情報を耳にし(正確にはツイッターで目にし)、なんだそれは??と覗いてみたamazonサイトとYoutube。

これはいい!
めちゃくちゃ楽しいバンドです♪♪





アフリカのルーツミュージックをベースにしたミクスチャーな音楽。
コンゴのポピュラー音楽コンゴレーズ・ルンバ(コンゴ風ルンバ)をベースにして、ソウル、ドゥーワップ、レゲエ、ファンク、ラテンを独自に混ぜ合わせたものなんだとか。
なんとなく、ほんのちょっと、ブエナビスタソシアルクラブ風、そのアフリカ版といった風情です。


楽器も、ありあわせのものなんかも多用して(例えば、空き缶で作った1弦ギターとか)、素朴ながらも素晴らしいプロの音を響かせています。

アフリカンポップス好きも、世界の民族音楽好きも、あるいは既存のJ-popやインダストリアル・ロックに飽きた人にも。
や、すべての音楽好きにオススメできる音楽です!



“スタッフ・ベンダ・ビリリ”のメンバーは8人。
メンバーのほとんどが動物園に段ボールを敷いて寝泊まりをしている極貧のホームレスなのだとか。
なんちゅーホームレスじゃ(笑)。

そして、幼い頃にポリオ(小児麻痺)にかかり、4人が車椅子、1人が松葉杖の生活を余儀なくさせられているそうです。
わはは。
すげーーー!


障がい者を「かわいそう」とか「自分とは違う世界の住人」としか見たことない人たちには、この明るさとエネルギーは決してわかんないだろうなぁと思います。
とにかく彼らは楽しそうです。

日本の、死んだように生きている(いわゆる)「健常者」よりもずっと生きること・楽しむことの達人に見えます。
「極貧?それがどした。障がい?それがなにか?」
そんなケ・セラ・セラがここにはあります。


実際、障がいは不便ですけど、それだけのことです。
ホントに。

それを「不幸」にしちゃうのは、障がいとはまったく別の要素なのです。





実際、よーかいは日々障がいのある人たちを相手にお仕事をしているわけなのですが、一枚も二枚も上手な方々ばかりです。
ときには、「あのくそやろう…」と本気ではらわたが煮えくりかえることもありますですよ。
うん、体のどこかが不便だからって、ホントにそれはそれだけのこと。
個々の人格が崇高か下劣かはそんな些事とはまったくの別問題なのですね。


そして、どういうわけか多くの人たちは、病気があったり障がいがある人は楽しんじゃいけないみたいな禁欲を勝手に求める傾向がまだ日本にはあるようですが、これはまったくもっておかしなことです。
精神は肉体に規定されません。
死ぬ1秒前だって、いくらでも楽しんでいいのです。


足が動かなければ、手を動かせばいいのです。
目が見えなければ音楽を、手が動かなければ足でパソコンを操作すればいいのです。
目の見えない偉大なシンガー、ミュージシャン、耳の聞こえない大作曲家、両足不随のアスリート、全身麻痺の画家だって現に存在するのです。


要は、状況がどうあれ、いかに楽しむ術(すべ)と想像力を持っているかどうかなのです。




まあ、コムズカシイご託はいいから、とにかくスタッフ・ベンダ・ビリリの曲を聴いて楽しみましょう♪(゚▽^*)ノ⌒☆

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