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2008年11月01日

ブログ第914日目、雑感。

メキシコシティでは、豪華な教会が多くあることにも驚きます。

やっぱりスペインの植民地だった影響が根強いのです。
言語もスペイン語ですしね。

いまではもともとの言語はほとんど駆逐されてしまったようですし、キリスト教がほとんどの場所で優位です。
正確に分類すると、ローマ・カトリックが89%、プロテスタントが6%、その他(ユダヤ教、仏教、イスラーム教など)が5%という人口分布になるのだそうな。
つまり、人口の約95%がキリスト教徒の国です。

ちなみに、メキシコはブラジルに次いで世界で二番目にカトリック人口が多い国になるんだそうな。


さて、メキシコシティの近くにはメキシコでは有名なグアダルーペ寺院があります。
なんで有名かというと、「グアダルーペのマリア」といわれる絵があるからなのです!



この絵には、逸話があります。
なんでも、ヴァチカン(ローマカトリック教会)公認の「カトリック3大奇跡」の1つになるのだとか!


【以下、その「奇跡」のあらすじ】
1531年12月のことでした。
改宗インディオのファン・ディエゴが、メキシコ・シティ郊外のテペヤックの丘を通りかかったとき、彼の母語のナフアトル語で「私の小さな子」と呼ぶのを聞きました。
声にひかれて丘に登ったディエゴの前に現れたのは、褐色の肌に黒い髪の美しい貴婦人でした。
貴婦人はディエゴに自身が「聖母マリア」であることを打ち明けました。
そして、司教館の司祭に、このテペヤック丘の上に聖堂を建て建てられるよう望んでいることを伝えるようにと言われました。

しかし、司教館の司祭であるスラッマガはこの話を信じようとはしませんでした。

二度目に司祭スラッマガのもとを訪れたディエゴは、司祭スラッマガから「話が本当なら聖母から証拠の品を貰うように」と要求されました。
それで、ディエゴが聖母マリアに司教の要求を告げたところ、聖母マリアは「そのしるしを明日用意しましょう」と言いました。

けれども、その日、ディエゴが家に帰ると、一緒に暮らしている叔父のベルナルディーノが瀕死の状態になっていました。
それでディエゴは、聖母のところではなく、叔父の臨終に備えて司祭を呼びに行くことにしたのでしたが、なんとその道すがら、聖母マリアは待ち構えていて、
「あなたの叔父さんなら大丈夫です。丘に戻りなさい。そこに咲いている花を摘んで行って、司教に見せなさい」
と言うのです。

こんな12月の寒い時期に花なんて咲いているばずがないと、内心そう疑いながらも、ディエゴは言われた通り丘を訪れました。
するとそこには、聖母の言う通りにさまざまの種類の美しい花が満開でした。
ディエゴはそれを摘んで自分のティルマ(サボテンの茎の繊維で作られたマントのようなもの)に包み、司教の目の前でティルマを開きました。

その花の中には、スペインにしかなく、メキシコにはまだ輸入されたことがなかったカスティージャのバラも含まれていました!
そして花を包んでいたティルマの内部に、ディエゴが見たとおりの聖母の姿が描かれていたのです!
さらに、臨終間近だった叔父の病気まですっかりよくなってしまったのです!
めでたし、めでたし…。




しっかし、聖母マリア様、かなーりの粘着気質やなぁ…(; ̄∀ ̄A


まあ、事の真偽は定かではありませんが、
この聖母マリアが描かれたティルマについては、その神秘性が色々と取りざたされているようです。

1)普通なら20年くらいでぼろぼろになるばずのティルマが400年以上経っても健在。
2)荒い布なのに絵の具が裏に染みだしてない。
3)顔料は化学分析によっても何であるかが特定できない。
4)その聖母の瞳の中にディエゴやスマッラガ司教らが映っている…云々。




まあ、都市伝説みたいなものでしょうか?
夜中になると、音楽室に飾られているベートーベンの目が動くとかみたいな?( ̄m ̄*)ぷ


にしても、このグアダルーペのマリア、メキシコらしく肌が褐色で描かれているのが面白いです。
これがカトリック教会公認の「奇跡」であるなら、聖母マリアは白人ではなかったということにもなっちゃうんじゃないのでしょうか…?

実際、イエス・キリストの祖先はアフリカ系で、その家系図は極秘事項だいう話も聴きます。
「アーサー王伝説」に出てくるようなキリストの聖杯だって、原文だと「聖杯」ではなく「聖なる血」とも読めるそうです。
つまり、「聖杯」を探すのではなく、キリストの本当の家系図を見つけだし、それが外部に漏れないように証拠隠滅してしまおうというためだったとかいう研究もあるくらいです。
(さらには、それが十字軍遠征のきっかけだったとか…。)



ま、祟られなけりゃ、面白いから都市伝説万歳なんですけどね☆ヽ(゜▽、゜)ノアハ
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この記事へのコメント
はじめましてユフィです。先日はどうも。
…なあんてコメントしようと思ったらなんですか、このキョーミしんしんな記事は!
というわけで過去記事に書きこみしちゃうのであります。

キリスト教のかしこかったところは、現地の神さまをとりこんだ点にあると思います。
むろん彼らにGodはただひとつ。
多神教のわれらのようになんでも神さまにはできませんけどね。
その結果生まれたのが守護聖人とやらなのでしょう。

…してみると、こたびの聖母マリアさまもおそらく同じ。
現地のひとには褐色の肌のマリアさまのほうが、ありがたかったんでしょうね。
あるいは粘着質な性格のほうが、メキシコの神さまらしかったとか(笑)

当方のおしゃべりはざれごとですよ?
なにごとも都市伝説としでんせつ…
Posted by 由比彰紀 at 2008年11月03日 17:45
>ユフィさん

※こちらのブログでは、ひらがなの「ゆふぃ」さんもいるのですが、どうもお名前そのまま「由比彰紀さん」と書くのもなんだか堅苦しいし…というわけで、カタカナの「ユフィさん」で書きますね。


>はじめましてユフィです。

はじめまして…って(笑)。
実物にもお会いしていて、しかも前髪さんのブログではもう数限りないほどお会いしているのに(='m') プ

こないだはどうもです♪
初対面とは思えないほど親近感がありました。
ちょっと大学時代のサークルの後輩に似ていたためでしょうか?(謎)

そして、あの、年齢不相応(笑)の昔の曲への知識!
いろいろとても楽しかったです☆


>…なあんてコメントしようと思ったらなんですか、このキョーミしんしんな記事は!

ありがとうございます。
さすがユフィさん!
食い付くところが違いますね(笑)。

きっと、ユフィさんならこのブログで8月に集中連載していた「念仏踊り」関連の記事はきっと食い付いてくれるのではないかなーなんて想像しています。
(なんていって誘ってみる。笑)


>キリスト教のかしこかったところは、現地の神さまをとりこんだ点にあると思います。

たしかに、一神教でありながら、そのあたりの巧妙さはありますよねぇ。
けど、キリスト教は布教方法が巧妙なだけでなく、武力をバックボーンにしたりとか疫病をあえて流行らせたりとか、狡猾な部分もあるなぁとも感じています。

現地のカミサマをとりこんじゃったという宗教では、仏教を飲み込んだヒンドゥー教とか、あるいは仏教もキリスト教も飲み込んじゃったベトナムのカオダイ教とかも面白いですけど。。


>当方のおしゃべりはざれごとですよ?

一度ユフィさんとはサシでお酒を飲んでみたいのです。
またぜひ!
Posted by よーかいよーかい at 2008年11月03日 21:40